エゴノキの主な花言葉は、下記のとおりです。
| 花の名前 | エゴノキ |
| 学名 | Styrax japonica |
| 主な花言葉(日本) | 壮大、清楚 |
| 主な花言葉(海外) | ー |
| 誕生花 | 5月7日、5月9日、6月17日 |
| 開花期 | 5月〜6月 |
花名は『果皮の味がとてもえぐい』ことが由来です。けっこうそのままなんですね……
以下では、花言葉(日本と海外)の詳細を色別・国別にまとめ、その由来と名言などをご紹介します。
エゴノキの色別の花言葉
| 色 | 日本 | 海外(西洋など) |
|---|---|---|
| 白・ピンク | 壮大、清楚 | ー |
花言葉の由来(日本)
エゴノキは10メートル以上にもなる樹木であり、良い香りのする小さな白い花を咲かせます。葉や枝の間から、まるで雪が降り積もったかのように見える様には、「壮大」の花言葉がぴったりですよね。
また、ぶら下がるように咲く花のうつ向いた姿には、奥ゆかしさを感じます。
そんな楚々とした雰囲気から「清楚」という花言葉が生まれたのかもしれません。
花言葉のある名言(日本)
人の心眼は、人間の内において最も多く光輝と暗黒とを見いだす。またこれ以上恐るべき、複雑な、神秘な、無限なものは、何も見ることができない。海洋より壮大なる光景、それは天空である。天空よりも壮大なる光景、それは実に人の魂の内奥である。
ー ヴィクトル・ユーゴー(詩人・小説家)
エゴノキの基本データ

| 花の名前 | エゴノキ |
| 学名 | Styrax japonica |
| 和名 | エゴノキ チシャノキ ロクロギ |
| 英名 | japanese snowbell |
| 科 | エゴノキ科 |
| 属 | エゴノキ属 |
| 原産地 | 日本 |
| 開花期 | 5月〜6月 |
| 草丈/樹高 | 7~15m |
和名の「エゴノキ」は、実の果皮の部分に強いえぐみがあることが由来ですが、皮にはエゴサポニンという有毒の物質が含まれています。
別名の「チシャノキ」は「チサノキ」から転じた名前で、歌舞伎の「伽羅先代萩」に登場する「萵苣(ちさ)の木」のもととなっています。
さらに、エゴノキは固く割れにくい素材です。轆轤細工やこけし・傘のろくろ部分にも使われていることから、「ロクロギ」という呼び名もあるのだとか。いろんな呼び名があるんですね。
学名の「Styrax japonica(スティラックス ジャポニカ)」は、ギリシャ語のstorax(ストラックス:安息香)と、日本に古くから自生していたことが語源となっています。
主な花の種類
| 種類名 | 特徴 |
|---|---|
| シダレエゴノキ | 枝が垂れ下がり花をつける美しい品種。 鉢植えにも適している。 |
| タイワンエゴノキ | 日本のものより材質が柔らか。 |
| オオバエゴノキ | エゴノキより花や葉が大きい。 |
| ピンクチャイム (アカバナエゴノキ) | 薄いピンク色のかわいらしい花を咲かせる園芸品種。 鉢植えも人気がある。 |
| ベニガクエゴノキ | 花びらは白く、ガクだけが紅色。 |
保存方法
| タイプ | 落葉小高木 |
| 花持ち期間 | 1週間程度 |
| 出回り時期 | 5月〜6月 |
| 耐寒温度 | −10度 |
| 耐寒性 | 強い |
| 耐暑性 | やや強い |
| 日照 | 日当たりを好む |
| 耐雨性 | やや強い |
| 土質 | 土質を選ばない |
| 利用方法 | 庭木 シンボルツリー 鉢植え |
おわりに
安息香を含むエゴノキは、芳しい香りに満ちた清らかな花を樹一面に咲かせます。万葉集に詠まれるなど、いにしえより日本人に愛されてきたのです。
近年は家のシンボルツリーとしても、とても人気があります。
園芸品種のピンクチャイムなどを、鉢植えや小盆栽として育てても楽しそうです。


