ヤナギの花言葉と由来

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ヤナギの主な花言葉は、下記のとおりです。

花の名前ヤナギ
学名Salix
主な花言葉(日本)従順、自由(ヤナギ全般)
愛の悲しみ(シダレヤナギ)
親切、努力が報われる(ネコヤナギ)
主な花言葉(海外)自由、悲哀(ヤナギ全般)
死者への嘆き、憂鬱(シダレヤナギ)
母性、病気からの回復(ネコヤナギ)
誕生花1月20日、1月23日、2月12日、9月12日(ネコヤナギ)
3月12日(シダレヤナギ)
開花期3月〜4月

花名は『昔、矢を作る材料だったヤナギの木を「矢の木」と呼んでいた』ことが由来です。

以下では、花言葉(日本と海外)の詳細を色別・国別にまとめ、その由来と名言などをご紹介します。

ヤナギの色別の花言葉

日本海外(西洋など)
黄緑従順、愛の悲しみ死者への嘆き、憂鬱、悲哀
自由、気まま、努力が報われる自由、母性、病気からの回復

花言葉の由来(日本)

ヤナギには数多くの種類があり、代表的な品種には花言葉がそれぞれあてがわれています。

代表的な品種はシダレヤナギとネコヤナギです。

葉がうなだれているようイメージのあるヤナギですが、ネコヤナギはそうではなく枝が上や横に広がることが特徴的な種です。

そのため、ポジティブな印象を持つ「努力が報われる」といった花言葉がつけられています。

ヤナギ全般の花言葉である「従順」は、ヤナギの葉が風に従って揺れていることが由来です。

さらに風に吹かれ自由にのびのびと揺られていることから、一見反対の意味にも感じられる「自由」という花言葉が生まれました。

花言葉のある名言(日本)

自由とは、より良くなるための機会のことだ。

ーアルベール・カミュ(小説家、劇作家、哲学者)

花言葉の由来(海外)

海外でもシダレヤナギの花言葉は「憂鬱」や「悲哀」、「死者への嘆き」などネガティブな印象を受けるものです。

これは『旧約聖書』の『詩篇』にある「バビロンの虜となった人々が、バビロン川のほとりに生えたヤナギの木に琴を立てかけ故郷のシオンを思い出して涙を流した」という記載が由来となっています。

一方、ネコヤナギはシダレヤナギとは違いポジティブな印象の花言葉です。

本来、キリスト教においてヤナギは祝福を意味するものとされています。

シダレヤナギ等そうでないものもありますが、ネコヤナギは枝も上向きであることから癒しを与えてくれる木とされ、新築のお祝いなどに贈られることもあります。

花言葉のある名言(海外)

母性愛。すべての愛はそこに始まりそこに終わる。

ーロバート・ブラウニング(詩人)

ヤナギの基本データ

花の名前ヤナギ
学名Salix
和名柳、楊
英名Willow
ヤナギ科
ヤナギ属
原産地中国(シダレヤナギ)
日本(ネコヤナギ)
開花期3月〜4月
草丈/樹高3m~20m

和名の柳、楊は共にヤナギと読みます。

昔、矢を作る材料であるヤナギの木を意味していた「矢の木」、もしくは長く上に伸びるという意味である「楊の木」から転じたと言われています。

そのためか、シダレヤナギなど枝がうなだれる種は柳、ネコヤナギなど枝が上に伸びる種には楊という字を当てるようです。

学名の「Salix(サリックス)」の由来は諸説あります。

生長が早いことからラテン語の「salire(跳ぶ)」が由来だという説や、水辺に多く生えているためケルト語の「sal(近い)」と「lis(水)」からきているという説などが有力です。

主な花の種類

種類名特徴
シダレヤナギ日本でヤナギと言えばこれを指すことが多い。
一般的に想像される、枝がうなだれているヤナギ。
ネコヤナギ毛に覆われた特徴的なふわふわの花が猫のしっぽに似ているためこの名がついた。
枝が上向きであることから華道にもよく使われる。
マルバヤナギ丸葉柳と書き、一般的に想像されるヤナギと違い名の通り葉が丸い。
若葉が赤みを帯びていることからアカメヤナギ(赤目柳)とも言われる。
ウンリュウヤナギ幹、枝、葉のどれもがねじれており、その姿から竜が雲に昇る「雲竜」とつけられた。
ネコヤナギに似た黄緑の花を咲かせる。
メガネヤナギ眼鏡のようにくるくると丸まった非常に特徴的な葉をもつ。
マガタマヤナギ(勾玉柳)とも呼ばれる。

保存方法

タイプ高木、中木、低木
花持ち期間1週間
出回り時期6月~12月
耐寒温度-10℃
耐寒性強い
耐暑性強い
日照日当たりの良い屋外
耐雨性普通
土質水はけの良い土を好む
利用方法庭植え、生け花、切花

おわりに

ヤナギは非常に種類が多く、形状も様々なので花言葉もプラスイメージなものからマイナスイメージの者まで幅広くあります。

日本では幽霊がいるイメージもありますが、海外では縁起が良い木でもあります。

ヤナギは暑さにも寒さにも強く育てやすいので、ぜひ育ててみてはいかがでしょうか。

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