ナズナの花言葉と由来

記事内に広告が含まれています。

ナズナの主な花言葉は、下記のとおりです。

花の名前ナズナ
学名Capsella bursa-pastris
主な花言葉(日本)君を忘れない
主な花言葉(海外)あなたにすべてをお任せします
誕生花1月17日
開花期2月〜6月

花名は『夏には枯れて無くなる(夏無)や、撫でるほどかわいい(撫菜)』と言う説があります。

以下では、花言葉(日本と海外)の詳細を色別・国別にまとめ、その由来と名言などをご紹介します。

ナズナの色別の花言葉

日本海外(西洋など)
あなたに私のすべてを捧げます
無病息災、春の到来
I offer you my all(私のすべてを捧げます)
贈与

花言葉の由来(日本)

『無病息災』、恋や愛の意味を持つわけでもなく、ちょっと地味な感じの花言葉ですね。

ナズナは、どんなに荒れ果てた地でも、白く可愛い花を咲かせます。その葉は、タンポポのようにたくましく、横に広げ少しでも多くの栄養を貯えようとします。

七草がゆの一つに数えられ、昔から寒い時期の、人々の貴重な栄養源になっていたようです。

また乾燥させ生薬にしたり、その独特な香りから、虫よけに行灯につるされていたとか。

その小さな花に、たくさんの力が備わった魔法の花のようです。

花言葉のある名言(日本)

何にもなるからだが肝心、健康でなくしてどうして宇宙とひとつになれよう。

ーウォルト・ホイットマン(詩人)

花言葉の由来(海外)

英語名の”Shepherd’s purse”から付いたと思われる花言葉があります。

山の急斜面でも、羊のえさをもとめ、放牧させていたのが”Shepherd”(羊飼い)です。ナズナは、この羊飼いの通っていた山岳地帯でも生える貴重な食糧だったようです。

またナズナの実が、羊飼いが動きやすいよう身に着けていたポーチに似ていたとか。そのポーチに食糧や薬として入っていたのかもしれませんね。

移動した先でこぼれ落ちた種から、また新たなナズナが生まれ、羊飼いにその行方をゆだねていたナズナ・・・

そこから「あなたにすべてお任せします」の花言葉がつけられたのかもしれませんね。

花言葉のある名言(海外)

不確かなとき、言葉を濁せ。困ったとき、ひとに任せよ。チャンスの時、よく考えよ。

ージェイムズ・H・ボレン(作家)

ナズナの基本データ

花の名前ナズナ
学名Capsella bursa-pastris
和名薺(ナズナ)、ぺんぺん草、三味線草
英名Shepherd’s purse
アブラナ科
ナズナ属
原産地東ヨーロッパ、西アジア
開花期2月〜6月
草丈/樹高10㎝~50㎝

「薺」の由来は、いくつかありますが、撫でたいほど可愛い花(菜)からの「撫で菜」が由来の一つになっています。

「ぺんぺん草」や「三味線草」は、花の後にできる小さな実が”三味線のばち”のように見えたからと言われています。

学名の「Capsella」とは、アブラナ科を表し、「bursa-pastris」もナズナ属を示しています。

主な花の種類

種類名特徴
ナズナ一年または二年草で、地面に這うように広げた葉で越冬。
春になると上に伸びた茎に、たくさんの白い十字型の小さな花をつける。
食用だけでなく、乾燥させたものを生薬として利用。

保存方法

タイプ2年草(越年草)
花持ち期間3~4日
出回り時期1月~4月
耐寒温度-10℃
耐寒性強い
耐暑性弱い
日照普通
耐雨性普通
土質田畑や荒れ地でも生育
利用方法食用、切り花、生薬

おわりに

ナズナの花言葉と基本データの紹介でした。

最近では、ナズナと言われても、すぐには思いつかない人も多いかもしれませんね。

スーパーで売られている、七草がゆセットの野菜?

でも、『ぺんぺん草』と聞けば、茎をちぎって、ハート型の実をくるくる回して遊んでいた、あの草のことかと気づくでしょう。

そんな懐かしい草に、白く可憐な花が咲いているのを見つけたら、「無病息災」を願って、食卓に飾っても素敵ですね。

タイトルとURLをコピーしました