クマガイソウの花言葉と由来

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クマガイソウの主な花言葉は、下記のとおりです。

花の名前クマガイソウ
学名Cypripedium japonicum
主な花言葉(日本)気まぐれな貴婦人、見かけ倒し、闘志
主な花言葉(海外)見掛け倒し、闘志、きまぐれ美人
誕生花4月13日
開花期4月〜5月

花名は、袋状に見える唇弁が、昔の武将の熊谷直実(くまがいなおざね)が防御のために背負っていた“母衣(ほろ)”と似ていたことに由来。

以下では、花言葉(日本と海外)の詳細を色別・国別にまとめ、その由来と名言などをご紹介します。

クマガイソウの色別の花言葉

日本海外(西洋など)
気まぐれな貴婦人、闘志きまぐれ美人、闘志
見かけ倒し、見せかけ見かけ倒し、見せかけ

花言葉の由来(日本)

クマガイソウを白(源氏旗)、アツモリソウを赤(平家旗)に例えた逸話があります。

一種であるアツモリソウの名前は、平敦盛(たいらの あつもり)が由来していることから、見せかけを良くしたり「闘志」に燃えるといった意味につながったのだと考えられます。

源氏と平家の戦いは、互いに闘志を燃やし続けたものだったのですね。

花言葉のある名言(日本)

みせかけの快はしばしば真正の悲しみにまさる。

ールネ・デカルト(哲学者)

花言葉の由来(海外)

扇形の葉っぱで威嚇しているようですが、見かけによらず花姿は「貴婦人」のような雰囲気があります。

しかし、根の一部が鉢に触れてしまうと、根腐れしてしまうほどデリケート。気どった花姿から、一転して「気まぐれ」のイメージが付いたのかもしれません。

花言葉のある名言(海外)

人生はすべて勝負だ。勝負は闘志と努力がすべてだ。

ー石田退三(元トヨタ自動車社長)

クマガイソウの基本データ

花の名前クマガイソウ
学名Cypripedium japonicum
和名クマガイソウ(熊谷草)
英名Japanese lady’s-slipper
ラン科
アツモリソウ属
原産地日本、台湾、中国
開花期4月〜5月
草丈/樹高20~40㎝

花形を流れ矢を防ぐために背負った“ホロ“に見立てて、平家物語に登場する武将の名前を付けたことに由来。

学名はビーナス(神話の女神)の“Cypris”とスリッパの”pedilon”のギリシャ語で、japonicum は“日本の”を意味してます。

台湾クマガイソウは“Cypripedium formosanum”になります。

主な花の種類

種類名特徴
日本クマガイソウ膨らんだ袋のような唇弁と、扇型の葉が特徴的。扇型をした葉が対をなすように2枚つき、唇弁は白色で紅紫色の模様が入っている。
中国クマガイソウ日本のものと比較すると、唇弁の赤い縁取りの色がはっきりしている。
台湾クマガイソウ日本クマガイソウよりも小型で、色も淡桃色のかわいらしい品種。

保存方法

タイプ多年草
花持ち期間2週間前後
出回り時期3~4月、11月
耐寒温度5~25℃
耐寒性強い
耐暑性弱い
日照薄暗い半日陰(直射日光は避ける)
耐雨性強い
土質水はけが良く、やや湿ったフカフカの土壌を好む
利用方法花壇、鉢植え

おわりに

日本では多くの都道府県で「絶滅危惧Ⅱ類」の指定を受けている植物ですが、苗は購入可能で、特に台湾産は根が短く鉢植えとして人気です。

しっかりとした地下茎を育てて、美しい花を楽しみましょう

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