クレマチスの主な花言葉は、下記のとおりです。
花の名前 | クレマチス |
学名 | Clematis |
主な花言葉(日本) | 美しい精神 |
主な花言葉(海外) | 旅人の喜び(Traveller’s joy) |
誕生花 | 5月3日、5月9日、7月1日、7月2日、9月12日 |
開花期 | 4月〜7月 |
花名は『つる、巻き上げる』という意味のギリシャ語「klema」が由来です。つるを長く伸ばし、何かに巻きつきながら成長するクレマチスの特徴を表しています。
以下では、花言葉(日本と海外)の詳細を色別・国別にまとめ、その由来と名言などをご紹介します。
クレマチスの色別の花言葉
色 | 日本 | 海外(西洋など) |
---|---|---|
白、桃、紫 | 美しい精神 | 旅人の喜び(Traveller’s joy) |
花言葉の由来(日本)
初夏に花の最盛期を迎えるクレマチス。ヨーロッパでは「つる性植物の女王」と呼ばれ、バラと並んでガーデニングに欠かせない植物として愛されています。
艶やかな大輪の花を咲かせるものから、可憐な小花をたくさん咲かせるものまで多種多様。初夏の太陽に照らされて咲き競う姿は、まさに女王の名にふさわしいです。
一見細く弱々しく見えるクレマチスのつるですが、意外と折れにくく丈夫。冬になると地上部が枯れてしまいますが、春の訪れとともにまた新しいつるを伸ばし花を咲かせます。
そんなクレマチスの秘めた強さと美しさを讃え、「美しい精神」という花言葉がつけられました。
花言葉のある名言(日本)
すべてのことについて少しずつ知らなければならない。なぜなら、すべてのことについて何かを知るのは、ひとつのものについてすべてを知るよりずっと美しい精神だからだ。
ーブレーズ・パスカル(哲学者)
花言葉の由来(海外)
海外での花言葉は「旅人の喜び(Traveller’s joy)」ですが、これはイギリスでのクレマチスの俗称でもあります。
クレマチスはつる性植物のため、他の木などに巻きつきながらアーチ状に大きく成長していきます。日本で例えると藤棚をイメージするとわかりやすいかもしれません。
そのクレマチスのアーチの下にできた木陰で旅人が休息を取ったことから、この花言葉がついたとされています。
そんな逸話からヨーロッパでは「旅人が快適に過ごせますように」との思いを込めて、宿の玄関にクレマチスを植えて旅人をもてなす習慣があったそうですよ。
花言葉のある名言(海外)
急な山を登りつめて頂上に腰をおろす旅人は、ほっと一息いれるのが限りない喜びであるが、もし、永久にそうやって休息していろと無理強いされたら、彼は幸福であるだろうか?
ースタンダール(小説家)
クレマチスの基本データ
花の名前 | クレマチス |
学名 | Clematis |
和名 | クレマチス |
英名 | clematis、leather flower |
科 | キンポウゲ科 |
属 | クレマティス属 |
原産地 | 北半球の各地 |
開花期 | 4月〜7月 |
草丈/樹高 | 20cm〜300cm(つるの長さ) |
和名はそのまま「クレマチス」で日本語の名前は特にありません。
学名は「Clematis」で、「つる」や「巻き上げる」という意味のギリシャ語「klema」が由来となっています。
主な花の種類
種類名 | 特徴 |
---|---|
フラウ・ミキコ | 青紫色の大輪の花を数回にわたって咲かせる。 丈夫で育てやすい。 |
プリンセス・ダイアナ | 濃いピンク色の花をたくさん咲かせる。 生育旺盛でアーチに仕立てやすい。 |
アークティック・クイーン | 白い八重咲きの花はボリュームがあり見事。 花もちが良く、長いものだと1ヶ月近く楽しめる。 |
カートマニー・ジョー | 白い小ぶりの花を1株に100輪近くも咲かせる。 あまり大きくならずコンパクトに仕立てやすい。 |
保存方法
タイプ | つる性多年草 |
花持ち期間 | 5日程度 |
出回り時期 | 春〜秋 |
耐寒温度 | -10℃ |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 普通 |
日照 | 日当たりの良い所 |
耐雨性 | 普通 |
土質 | 水はけの良い所 |
利用方法 | 庭植え、鉢植え、切り花 |
おわりに
クレマチスの花言葉にまつわる由来や意味と、基本データについての紹介でした。
品種も花の色も多種多様で、自分好みのものを選べるのがクレマチスの良い所。
「つる性植物の女王」と呼ばれるクレマチスがあれば、きっと花壇がゴージャスになりますよ!
生命力が強く初心者でも簡単に育てられるので、ぜひトライしてみて下さいね。