サザンカの主な花言葉は、下記のとおりです。
花の名前 | サザンカ |
学名 | Camellia sasanqua |
主な花言葉(日本) | ひたむきな愛、困難に打ち勝つ |
主な花言葉(海外) | 謙虚、飾らない心、気取らない優美さ |
誕生花 | 11月16日(赤)、12月4日 |
開花期 | 10月〜12月 |
中国語のツバキ類を表す“山茶(サンサ)”に由来。
山茶花の本来の読みである“サンサカ”がなまったものとされています。
以下では、花言葉(日本と海外)の詳細を色別・国別にまとめ、その由来と名言などをご紹介します。
サザンカの色別の花言葉
色 | 日本 | 海外(西洋など) |
---|---|---|
白 | 愛嬌、あなたは私の愛を退ける | 理想の恋、素直 |
ピンク | 永遠の愛、素直 | 謙虚、ひたむき |
赤 | 謙譲、あなたがもっとも美しい | 飾らない心、理性、気取らない優美さ |
花言葉の由来(日本)
他の花々が枯れだして、寒くなりだす頃に花を咲かせるサザンカ。
冷たい風に負けずに咲く花の姿は、希望を忘れないひたむきさを込めて、「ひたむきな愛」「困難に打ち勝つ」の花言葉がつけられました。
花言葉のある名言(日本)
世の中はつらいことでいっぱいですが、それに打ち勝つことも満ち溢れています。
ーヘレン・ケラー(アメリカ合衆国の教育家)
花言葉の由来(海外)
花の少ない季節に咲く花ですが、花姿は優美でありながら控えめです。
寒空に咲く花が“飾らずはかなげな雰囲気を醸し出しているように見える”ことから、「謙虚」「飾らない心」「気取らない優美さ」がつけられました。
花言葉のある名言(海外)
謙虚さを失った確信は、これはもう確信とはいえず、慢心になってしまいます。
ー松下幸之助(実業家)
サザンカの基本データ
花の名前 | サザンカ |
学名 | Camellia sasanqua |
和名 | サザンカ(山茶花) |
英名 | sasanqua |
科 | ツバキ科 |
属 | ツバキ属 |
原産地 | 日本、東アジア |
開花期 | 10月〜12月 |
草丈/樹高 | 2~6m |
葉の香りがよく、自生する葉をお茶としていたことから、サンサ(山茶)と呼ばれ“山にはえているお茶の花”に由来します。
学名のCamellia sasanqua(カメリアサザンカ)は、カメリアがヨーロッパに持ち帰り名前と共に広めたことにより、和名が学名につきました。
Camellia(カメリア)はツバキ属の総称で、宣教活動を行ったイエズス会の植物学者カメリア(Kamel)に由来します。
主な花の種類
種類名 | 特徴 |
---|---|
サザンカ群 | 野生の山茶花(ヤブサザンカ)から作出された園芸品種。10月頃の早い時期に花を咲かせるのが特徴。花びらは一重や二重ほどで、樹形は自生種に似ている。 |
カンツバキ群 | サザンカの園芸品種「カンツバキ(獅子頭)」から作出された品種群。花びらの数が多いことが特徴で、八重咲きや獅子咲きなど咲き方も華やかである。 |
ハルサザンカ群 | サザンカと椿の交雑品種群。一重咲きや八重咲きなど咲き方が多様で、花の大きさも様々である。 |
保存方法
タイプ | 中高木 |
花持ち期間 | 1週間前後 |
出回り時期 | 10月~2月(最盛期は12月) |
耐寒温度 | ⁻5℃以上 |
耐寒性 | 普通 |
耐暑性 | 強い |
日照 | 明るく西日が当たらない場所 |
耐雨性 | 普通 |
土質 | 水はけのよい土 |
利用方法 | 鉢植え、花壇、生け垣 |
おわりに
サザンカの花言葉と由来についてのご紹介でした。
八重咲きで牡丹のような花形のものや、春咲き品種もあり、寒い時期でも花を楽しむことができます。
ヒラヒラと花びらが散るのを眺めながら、春を待つのも風情がありますね。