ビヨウヤナギの花言葉と由来

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ビヨウヤナギの主な花言葉は、下記のとおりです。

花の名前ビヨウヤナギ
学名Hypericum monogynum
主な花言葉(日本)気高さ、多感、諦め
主な花言葉(海外)気高さ、多感
誕生花6月23日、6月26日
開花期6月〜7月

花名は『枝先がやや垂れ下がり葉がヤナギに似ている』ことが由来です。

以下では、花言葉(日本と海外)の詳細を色別・国別にまとめ、その由来と名言などをご紹介します。

ビヨウヤナギの色別の花言葉

日本海外(西洋など)
気高さ、多感、嫉妬気高さ、多感

花言葉の由来(日本)

ビヨウヤナギは、梅雨の時期に黄色い綺麗な花を咲かせす植物です。名前に「ヤナギ」とついているのですが、実はオトギリソウ科オトギリソウ属でまったくヤナギとは関係ありません…。

花言葉である「気高さ」は、開花期である梅雨期の曇天の中でも黄金に光り輝いているようにみえることから付けられたと言われています。

雨が続いてどうしても心が落ち込んでしまいそうな時にビヨウヤナギの鮮やかな黄色を見ると、自然と元気になりそうですね。

花言葉のある名言(日本)

気高い誇りには、謙遜よりも才能を発揮させるものがある。

ージャン・パウル(小説家)

花言葉の由来(海外)

ビヨウヤナギには美しい花に加えて、多数の雄しべが長く突き出している、という特徴があります。

花言葉の「多感」は、このたくさんの雄しべが風に揺れ、そこからさまざまなものを感じ取っているように見えたことから付けられたのでしょうね。

このビヨウヤナギの花自体の寿命は短いのですが、沢山の蕾から次々と花が咲いてくれるため、梅雨期は問題なく花を楽しむことができます。

花言葉のある名言(海外)

神経質で、敏感で、いつも自分がいい子になりたいと思っている奴は、時とすると実によく相手の心持ちを見抜くものだ。然し、自分に関係ない事柄、つまり、どっちにしたって自分はいい子になってられるという場合には、恐ろしく鈍感になるものだ。

ー小林秀雄(評論家)

ビヨウヤナギの基本データ

花の名前ビヨウヤナギ
学名Hypericum monogynum
和名美容柳
英名Chinese hypericum
オトギリソウ科
オトギリソウ属
原産地中国
開花期6月〜7月
草丈/樹高1m

和名の美容柳は、葉の形が柳に似ていたことに加えて、花が美しかったため「美容」という言葉が付けられました。

属名の学名であるHypericum(ヒペリカム)は、ギリシア語の「hyper(上に)」と「eikon(像)」という意味の言葉が合わさったものです。これは、悪魔除けの像の上にビヨウヤナギがよく置かれたことに由来していると言われています。

主な花の種類

種類名特徴
ヒペリカム・カリキナムビヨウヤナギに似ているが、樹高は低く、大きな花を咲かせる。
ヒペリカム・アンドロサエマム‘オータム・ブレイズ’樹高80cmほどになる落葉低木。
カリキナムと比較すると花は小さいが、熟すと赤色に染まる果実も観賞でき、結実期には切り花として利用される。
ヒペリカム・イノドルム‘エルステッド’樹高1.5mほどになる落葉低木。花は小さいが、果実はピンクから赤色に熟す。結実期に切り花として利用される。

保存方法

タイプ低木
花持ち期間5日程度
出回り時期6月~7月
耐寒温度5℃
耐寒性強い
耐暑性強い
日照日なたから半日陰の環境
耐雨性強い
土質水はけがよく、極端に乾燥しない腐植質に富んだ保水力のある土壌
利用方法庭植え、グランドカバー

おわりに

ビヨウヤナギの花言葉にまつわる由来や意味と、基本データについての紹介でした。

ビヨウヤナギは中国の故事や北原白秋の俳句にも登場したりと、古くから親しまれてきた植物だそうです。

また、ビヨウヤナギの名前には「美容」と入っているのですが、この植物自体には美容成分は含まれていません…。それでも、綺麗な花を見ているだけでも素敵な気持ちになりますよね。

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