ベニバナの主な花言葉は、下記のとおりです。
花の名前 | ベニバナ |
学名 | Carthamus tinctorius |
主な花言葉(日本) | 装い、特別な人、包容力、熱狂、情熱 |
主な花言葉(海外) | 化粧、装い、包容力 |
誕生花 | 6月11日 |
開花期 | 6月~7月 |
花名は、花から紅色の染料をとったことに由来します。
以下では、花言葉(日本と海外)の詳細を色別・国別にまとめ、その由来と名言などをご紹介します。
ベニバナの色別の花言葉
色 | 日本 | 海外(西洋など) |
---|---|---|
黄・オレンジ | 装い、特別な人 | 化粧、装い |
花言葉の由来(日本)
ベニバナは、シルクロードを経て飛鳥時代に日本に伝わったとされています。
花名の通り、口紅やほお紅の原料として使用されていたことから「装い」という花言葉が付いています。
またベニバナは和名「末摘花(スエツムハナ)」といい、源氏物語に登場するお姫様の名前にも使われるほど、日本では古くから親しみのある品種です。
そのお姫様が最終的に光源氏の愛を得たという物語から「特別な人」や「情熱」、「熱狂」という花言葉も付いたとされています。
花言葉のある名言(日本)
無知な人ほど人を軽蔑する。
知恵のある人は包容力を持つものだ。
ーフィリックス・レクエア(詩人)
花言葉の由来(海外)
海外での花言葉も日本と同じで「装い」となっています。
「化粧」という花言葉もある通り、海外でも化粧のアイテムとして用いられていたようですね。
そんなベニバナは英語で「Safflower(サフラワー)」といいます。
日本でも「サフラワー油」があるように、海外でも食用油がベニバナの種子から採られるそうです。
花言葉のある名言(海外)
貴様たち女は神々から授かった顔があるのに、それを化粧粉で塗りたくって全然別物のお面を作り上げる!
ーウィリアム・シェイクスピア(劇作家・詩人)
ベニバナの基本データ
花の名前 | ベニバナ |
学名 | Carthamus tinctorius |
和名 | 末摘花(スエツムハナ) |
英名 | Safflower |
科 | キク科 |
属 | ベニバナ属 |
原産地 | 地中海沿岸、西アジア |
開花期 | 6月~7月 |
草丈/樹高 | 40cm~130cm |
和名は「末摘花(スエツムハナ)」といいます。
これは江戸時代までは黄色や紅色の染料をとるために、茎の末につく花を摘んだことに由来しています。また、源氏物語に登場する姫の名はこの花に由来しています。
また学名の「Carthamus」は、アラビア語の「染める」という意味に由来しています。「Tinctorius」は、ラテン語で「染料になる」という意味です。
主な花の種類
種類名 | 特徴 |
---|---|
モガミベニバナ | 葉先に鋭いトゲがある品種。 葉っぱの色が薄いのが特徴。 |
トゲナシベニバナ | トゲのない品種。 葉っぱの色が濃いのが特徴。 |
保存方法
タイプ | 一年草 |
花持ち期間 | 3日~5日程度 |
出回り時期 | 6月~8月 |
耐寒温度 | ‐10℃ |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 普通 |
日照 | 日当たりのいいところ |
耐雨性 | 普通 |
土質 | 水はけがよく、有機質を豊富に含んだ中性~弱アルカリ性の土を好む |
利用方法 | 花壇、鉢植え |
おわりに
ベニバナの花言葉にまつわる由来や意味と、基本データについての紹介でした。
鮮やかな黄色やオレンジ色が美しいベニバナですが、葉っぱにトゲがあったりするので触れる場合は注意が必要です。
またベニバナを使った「紅花染め」もあるので、ベニバナを使って織物を染めてみるのも面白いかもしれませんね。