コブシの花言葉と由来

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コブシの主な花言葉は、下記のとおりです。

花の名前コブシ
学名Magnolia kobus
主な花言葉(日本)友情、愛らしさ、歓迎
主な花言葉(海外)尊厳
誕生花3月8日、3月24日
開花期3月〜4月

花名は『子供の握りこぶし』が由来です。

以下では、花言葉(日本と海外)の詳細を色別・国別にまとめ、その由来と名言などをご紹介します。

コブシの色別の花言葉

日本海外(西洋など)
友情、愛らしさ、歓迎尊厳

花言葉の由来(日本)

「友情」の花言葉は、開いた花の形が由来です。たくさんの子供達が手を広げて仲良く遊んでいるように見えたのでしょう。

「愛らしさ」は、つぼみが子供のかわいらしい拳のように見えることからつけられました。思わず両手でそっと包み込みたくなる小さな子供の手が由来です。

「歓迎」の花言葉は、大勢の人たちが手のひらを広げてあたたかく迎えてくれているような花の形が由来です。

花言葉のある名言(日本)

困難な情勢になってはじめて誰が敵か、誰が味方顔をしていたか、そして誰が本当の味方だったかわかるものだ。

ー小林多喜二(小説家)

花言葉の由来(海外)

「尊厳」の花言葉は、高い木の上に咲く美しい純白の花の姿が由来です。

日本と同じように、欧米では白は純真・高貴なイメージがあります。花が孤高に美しく咲く姿は、国内外を問わず”価値をもっている”かのように見えるのでしょう。

花言葉のある名言(海外)

相手の自己評価を傷つけ、自己嫌悪におちいらせるようなことを言ったりする権利は、誰にもないのです。大切なことは、相手をどう思うかではなく、相手が自分自身のことを、どう思っているかなのです。相手の人間としての尊厳を傷つけることは、犯罪だということをわきまえておきましょう。

ーサン・テグジュペリ(作家)

コブシの基本データ

花の名前コブシ
学名Magnolia kobus
和名コブシ(辛夷)、ヤマアララギ、タウチザクラ
英名Kobushi magnolia
モクレン科
モクレン属
原産地日本、韓国
開花期3月〜4月
草丈/樹高5~20m

「コブシ」は、子供の握りこぶしに似ていることが由来です。

花の咲く直前のふくらんだつぼみの形が拳に見えると言う説と、ピンクから赤い色のデコボコした実が握った子供の手に見えたという説があります。

学名の「Magnolia」は、モクレンの意味です。フランスの植物学者のシャルル・プリュミエが、同じ植物学者のピエール・マニョル (Pierre Magnol)の功績を称え、名づけたものです。

和名はいくつかあります。

  • ヤマアララギ:「山のイチイの木」の意味。花の形も葉の形も似てないものの、秋になると赤い実をつけるため。
  • タウチザクラ(田打ち桜):花の咲く時期を農作業の目安にしたことが由来。

英名の「Kobushi magnolia」は、学名が由来です。日本原産の木なので、そのまま日本の名前「コブシ」が使われています。

主な花の種類

ワダズ・メモリーシャクナゲの導入や品種改良で有名な和田弘一郎氏が、ワシントン大学に送ったタネから選抜された品種。白花で香りがよい。

保存方法

タイプ高木
花持ち期間4~7日程度
出回り時期3月~4月
耐寒温度-10度
耐寒性強い
耐暑性強い
日照日向を好む
耐雨性強い
土質水はけがよく、土層が深い肥沃な場所を好む
利用方法庭木、街路樹

おわりに

コブシの花言葉にまつわる由来や意味と、基本データについての紹介でした。

コブシは昔から日本に自生する木で、つぼみは鼻炎などに効く漢方薬として使われていました。

春の早い時期に咲き、桜のような派手さはないものの、白い美しい花が春の訪れを告げてくれます。園芸種はあまり大きくなりませんので、庭木におすすめです。

心温まる花言葉がありますので、カードに花言葉を添えてプレゼントしてはいかがでしょうか。

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