ルリタマアザミの主な花言葉は、下記のとおりです。
花の名前 | ルリタマアザミ |
学名 | Echinops |
主な花言葉(日本) | 鋭敏、傷つく心 |
主な花言葉(海外) | 権威、独立 |
誕生花 | 7月11日 |
開花期 | 6月〜8月 |
花名は『瑠璃色の球形の花を咲かせるアザミに似た植物』が由来です。
以下では、花言葉(日本と海外)の詳細を色別・国別にまとめ、その由来と名言などをご紹介します。
ルリタマアザミの色別の花言葉
色 | 日本 | 海外(西洋など) |
---|---|---|
青 | 鋭敏 | 権威 |
紫 | 傷つく心 | 貴族 |
白 | 豊かな感情 | 独立 |
花言葉の由来(日本)
「鋭敏」「傷つく心」「豊かな感情」の花言葉は、花がとげとげしてハリネズミに似ていることが由来です。「ハリネズミのジレンマ」をご存じでしょうか。近づきたいけれど、近づくとお互いに体に生えた針で傷つけてしまうというものです。
ハリネズミに似たルリタマアザミの花を見て、この「ハリネズミのジレンマ」を連想したのかもしれませんね。
花言葉のある名言(日本)
クヨクヨしたら男の魅力は出てこないよ。やたらに相手を気にしないこと。もっと鋭敏な感受性と、十分な優しさを持って、どんどん平気で、相手をカバーしてみるんだ。
ー岡本太郎(芸術家)
花言葉の由来(海外)
青や紫の「権威」「貴族」の花言葉は、海外で紫色に高貴なイメージがあることが由来です。花の姿も姿勢よく、高貴な紫や青紫の花を咲かせることから連想されたのではないでしょうか。
白の「独立」の花言葉は、まっすぐに長く伸びた茎から一つだけ花を咲かせることが由来です。一本一本高く伸び、それぞれの花が自立しているように見えたのでしょう。
花言葉のある名言(海外)
何かを主張をするのに権威を持ち出す人は全て、知性を使っているのではなく、ただ記憶力を使っているだけである。
ーレオナルド・ダ・ヴィンチ(芸術家)
ルリタマアザミの基本データ
花の名前 | ルリタマアザミ |
学名 | Echinops |
和名 | ルリタマアザミ(瑠璃玉薊)、エキノプス |
英名 | Small globe thistle |
科 | キク科 |
属 | ヒゴタイ属(エキノプス属) |
原産地 | ヨーロッパ~アジア |
開花期 | 6月〜8月 |
草丈/樹高 | 60~150cm |
「ルリタマアザミ(瑠璃玉薊)」の名前は、花の色と形が由来です。瑠璃色は紫色を帯びた青のことで、「瑠璃色の玉のような形の花を咲かせるアザミに似た植物」の意味があります。アザミの名前はついていますが、アザミの仲間ではありません。
学名の「Echinops」は、ギリシャ語で「echinos(ハリネズミ)」と「ops(似ている)」が由来です。花やつぼみがハリネズミが丸まった時のようにとげとげして見えるためでしょう。
英名の「Small globe thistle」は、「Small(小さい)」と「globe(球)」と「thistle(アザミ)」で、「小さい球形の花を咲かせるアザミに似た植物」の意味です。
主な花の種類
種類名 | 特徴 |
---|---|
ルリタマアザミ(瑠璃玉薊) | ヨーロッパ原産のエキノプス属。日本では「エキノプス」「エキノプス・リトロ」の名前で流通することもある。長く伸びた茎の先端にボールのような球体の花を咲かせる。園芸店に出回るのはルリタマアザミの園芸品種であることが多い。 |
ヒゴタイ (肥後体、平江帯) | 日本原産のエキノプス属。ゴルフボールくらいの大きさの花を咲かせる。2007年の環境省のレッドリストで絶滅危惧II類に登録された。阿蘇の草原に自生するものが有名。 |
保存方法
タイプ | 多年草 |
花持ち期間 | 1週間 |
出回り時期 | 5月~8月 |
耐寒温度 | -10度 |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 弱い |
日照 | 屋外の日向から半日陰 |
耐雨性 | 弱い |
土質 | 弱アルカリ性の水はけが良い土を好む |
利用方法 | 鉢植、花壇 |
おわりに
ルリタマアザミの花言葉にまつわる由来や意味と、基本データについての紹介でした。
エキノプス属は世界に120種類くらいの品種があり、日本にもヒゴタイが自生しています。ヨーロッパ原産のルリタマアザミが日本に渡来したのは明治時代で、ルリタマアザミからたくさんの園芸品種がつくられました。
ルリタマアザミは独特のとげとげした姿が人気です。花持ちもよく、ドライフラワーにしても形が崩れません。青い花は珍しいのでアクセントに使われることが多い花です。
暑さに弱いため、地植えの場合は関東以北での栽培が適しています。寒さに強いので、冬越しの手間はかからず、一度植えれば毎年花を咲かせます。
プレゼントの時には誤解を招く可能性のある花言葉がついているので、他の花と組み合わせて贈るのがおすすめ。良い花言葉がついている花をメインに、ルリタマアザミをアクセントとして使いましょう。