ウツギの主な花言葉は、下記のとおりです。
花の名前 | ウツギ |
学名 | Deutzia crenata |
主な花言葉(日本) | 秘密、古風 |
主な花言葉(海外) | 再生、新しい始まり |
誕生花 | 4月14日、6月4日 |
開花期 | 5月中旬〜6月上旬 |
花名は『幹の中心が空洞(中空)になっている』ことが由来です。
以下では、花言葉(日本と海外)の詳細を色別・国別にまとめ、その由来と名言などをご紹介します。
ウツギの色別の花言葉
色 | 日本 | 海外(西洋など) |
---|---|---|
白 | 風情、古風 | 再生、新しい始まり |
ピンク | 秘密 | 夏が来る |
花言葉の由来(日本)
花言葉の「秘密」は、中空の幹の中に何かを隠しているのでは?という連想からつけられたものと言われています。
また「古風」の花言葉には、花姿が古風な女性を連想させる意味が込められています。
いずれにせよ、大和撫子の奥ゆかしさということでしょうか。確かに木々の間から花をのぞかせている様には、女性らしさがありますね。
花言葉のある名言(日本)
恋は、それが秘密でなくなるとともに、楽しみでなくなってしまう。
ーアフラ・ベーン(劇作家)
花言葉の由来(海外)
ウツギは、木から枝を切り取り、挿し木という方法で簡単に増やすことができます。
そんな古い木から新しい木へと移り変わっていく様子から、「再生」や「新しい始まり」という言葉がつけられたのではないでしょうか。
「夏が来る」は言わずもがな、初夏に花を咲かせてくれるためですね。
花言葉のある名言(海外)
人は、物以上に、回復して、新しくなり、生き返り、再生し、報われることが必要なの。決して、誰も見捨ててはいけません。
ーオードリー・ヘップバーン(女優)
ウツギの基本データ
花の名前 | ウツギ |
学名 | Deutzia crenata |
和名 | 空木 |
英名 | Deutzia |
科 | アジサイ科 |
属 | ウツギ属 |
原産地 | 日本、中国 |
開花期 | 5月中旬〜6月上旬 |
草丈/樹高 | 1.5~2m |
和名のウツギは、幹が中空であることの「空木(ウツギ)」に由来しています。まったく違う種類の植物でも、幹が中空な植物はウツギと呼ばれていることがあるんですよ。
また、卯の花とも呼ばれており、旧暦の4月(卯月)のころに咲くから、という由来の2つの説があります。
学名のDeutzia(ドイツァ)は、オランダの植物学者ヨハン・ドイツの名前から、それとcrenata(クレナータ)という葉っぱが主の植物と合わさって名付けられました。
主な花の種類
種類名 | 特徴 |
---|---|
シロバナヤエウツギ | 花が白色で八重咲きになるもので重厚感がある。 |
サラサウツギ | 八重咲きの花で、花弁の外側が淡い紅紫色になる。一見すると淡桃色に見えることもある。優しく華やかさがある。 |
バリエガタ | 濃緑色の葉に淡緑の斑が入る。清涼感のある樹形が特徴。 |
アケボノウツギ | 一重咲きで花びらの外側が淡い紅色になる |
保存方法
タイプ | 低木 |
花持ち期間 | 2週間 |
出回り時期 | 4月~6月 |
耐寒温度 | -10℃ |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 強い |
日照 | 日当たりのよい、やや湿り気のある所を好む |
耐雨性 | 普通 |
土質 | 適度な湿度がある肥よくな土を好む |
利用方法 | 庭木、低木 |
おわりに
ウツギの花言葉にまつわる由来や意味と、基本データについての紹介でした。
ウツギは栽培方法にあまり気を使う必要がなく、5月頃には綺麗な奥ゆかしいお花を咲かせてくれるので、初心者さんでも気軽にお世話できる植物です。
ガーデニングに興味がある方は、ウツギから挑戦してみるのはいかがでしょうか?