アマドコロの主な花言葉は、下記のとおりです。
花の名前 | アマドコロ |
学名 | Polygonatum odoratum var.pluriflorum |
主な花言葉(日本) | 元気を出して、気品ある行い |
主な花言葉(海外) | 知恵、平和 |
誕生花 | 5月23日、6月8日 |
開花期 | 5月〜7月 |
漢字で「甘野老」と書き、茎の形がヤマノイモ科の(トコロ-野老)に似ていて、甘みもあるため『アマドコロ』と名前が付けられました。
以下では、花言葉(日本と海外)の詳細を色別・国別にまとめ、その由来と名言などをご紹介します。
アマドコロの色別の花言葉
色 | 日本 | 海外(西洋など) |
---|---|---|
白 | 元気を出して、心の痛みの分かる人、気品ある行い | 知恵、平和 |
花言葉の由来(日本)
山野草のアマドコロは、古くからその根を煎じて漢方薬として人々を助けてきました。春の若い芽は、摘んで山菜となり、常に「元気を出して」支えてくれたことから、その花言葉がつけられたのです。
また細いアーチ型の茎には、淡い緑色の葉と白い釣鐘のような花がペアになって咲いています。まるで整然と列をなしている様子から、「気品ある行い」の花言葉がうまれました。
花言葉のある名言(日本)
勇気とは、窮地に陥った時に見せる、気品のことである。
ーアーネスト・ヘミングウェイ(作家)
花言葉の由来(海外)
北米では何世紀にもわたって、ネイティブアメリカンや入植者たちの知恵により、アマドコロを傷を治す薬として使用されてきました。薬用としてだけではなく、時には茎や根をゆでて、食用としても常備されていたようです。
その使い勝手の良さから、「知恵」の花言葉が由来となりました。
また、野山に自生するアマドコロの花の蜜や実は、多くの虫や鳥のえさとなります。「平和」の象徴としても、海外では使われているのです。
花言葉のある名言(海外)
知恵は禍福の門戸なり。
ー劉安(前漢の皇族・学者)
アマドコロの基本データ
花の名前 | アマドコロ |
学名 | Polygonatum odoratum var.pluriflorum |
和名 | 甘野老 |
英名 | Solomon’s Seal |
科 | キジカクシ科 |
属 | ナルコユリ属 |
原産地 | 日本、朝鮮半島、中国 |
開花期 | 5月〜7月 |
草丈/樹高 | 30㎝~60㎝ |
和名の「甘野老」は、ヤマイモの一種の「鬼野老」(オニドコロ)に根が似ていて、こちらは苦みがあるのに対し、甘みがあることから名付けられました。
学名の「Polygonatum」は、ギリシャ語の”polys”(多い)と”gonu”(節)から、茎や根に節の多い「odoratum」(香り)と「pluriflorum」(多くの花をもつ)からきています。
主な花の種類
種類名 | 特徴 |
---|---|
アマドコロ | アーチ型の茎に規則正しく葉と下向きの白い花をつける。 葉の付け根から1~2輪の花をもつ。 秋の実は、体に毒になるので、食べられないが、茎や根、新芽は、食べることが出来る。 アマドコロに非常に似ているが、茎がアマドコロより丸く、節の無い植物に、「ナルコユリ」がある。 |
斑入りアマドコロ | 白い斑が入った葉の部分が、フラワーアレンジメントや生け花にとても人気がある。 |
保存方法
タイプ | 多年草 |
花持ち期間 | 1週間 |
出回り時期 | 苗は、春と秋 |
耐寒温度 | -5℃から-10℃ |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 普通 |
日照 | 半日陰~日なた |
耐雨性 | 普通 |
土質 | 赤玉土4:軽石砂4:腐葉土2の割合 |
利用方法 | 地植え、鉢植え、切り花 |
おわりに
アマドコロの花言葉と基本データの紹介でした。
古くから伝えられている「元気を出して」の花言葉は、ストレスの多い今の私たちにも、ぴったり当てはまるのではないでしょうか?
すそが緑のフリルのスカートのような、小さく可憐に咲くその白い花をながめながら、ほっと一息つきたいものです。