ススキの花言葉と由来

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ススキの主な花言葉は、下記のとおりです。

花の名前ススキ
学名Miscanthus sinensis
主な花言葉(日本)活力、勢い、生命力、心が通じる
誕生花9月15日、10月22日
開花期9月〜11月

花名は『すくすくと茎が成長する』ことが由来です。

以下では、花言葉(日本と海外)の詳細を色別・国別にまとめ、その由来と名言などをご紹介します。

ススキの色別の花言葉

日本海外(西洋など)
活力

花言葉の由来(日本)

ススキという名前の由来は諸説あります。

①「茎(くき)」が「すくすくと」成長することから「すすき」としたという説

②「まっすぐに立つ」という意味の「スス」と茎を意味する「キ」が合わさったという説

③神楽で使われていたことから、「清らか」という意味の「スス」と「禾(のぎ)」が合わさったという説

語源は異なりますが、①②はいずれもススキが力強く茎を伸ばす姿を思わせますね。実際ススキは、本来の生息地ではない海外では駆除の対象になるくらい生命力の強い植物です。

そんな活き活きとした様子から、ススキには「活力」という花言葉がつけられました。

花言葉のある名言(日本)

恋は宇宙的な活力である

ー夏目漱石(作家)

ススキの基本データ

花の名前ススキ
学名Miscanthus sinensis
和名尾花、乱れ草、袖ふり草
英名silver grass
イネ科
ススキ属
原産地中国、朝鮮半島、日本列島、台湾
開花期9月〜11月
草丈/樹高100~200cm

ススキには「尾花」や「乱れ草」、「袖ふり草」など多くの和名があります。「幽霊の正体見たり枯れ尾花」なんていいますよね。

「尾花」は「花穂が馬の尾に似ている」こと、「乱れ草」「袖ふり草」は花穂が風になびく様子が由来です。

Miscanthusはギリシャ語で「茎」を意味する「miskos」と「花」を意味する「anthos」を組み合わせたもので、長い花穂を表しています。

またsinensisは「中国の」という意味です。ススキは海外では「Chinese silver grass」または「Japanese silver grass」とも呼ばれているんですよ。

主な花の種類

種類名特徴
イトススキ庭植え用の園芸種で、野生種よりも細い葉をつけて小柄。草丈は80cmほど。
ヤハズススキ葉に白い斑が入る園芸品種。草丈は100cmほど。
姫ヤハズススキヤハズススキ同様、葉に斑が入るが草丈は50cmほどとコンパクト。
タカノハススキ矢羽ススキとも。葉に斑が入り、草丈は200cmほどにもなる。

保存方法

タイプ多年草
花持ち期間7~14日
出回り時期9~11月
耐寒温度-5 ℃
耐寒性強い
耐暑性強い
日照日当たりのいい場所
耐雨性強い
土質園芸用培養土(穂のつきが悪くなるため、肥料分は少なめでよい)
利用方法切り花、地植え

おわりに

秋の風物詩として日本人に馴染みの深いススキ。お月見には稲穂の代わりとして神様の依り代にもなる植物だけあって、花言葉には豊かさや生命力を表すものが多いです。

花穂の出る時期には切り花が出回りますし、庭植え用の園芸種は葉が美しいものが多く、夏場でも目を楽しませてくれます。お月見の時期に限らず、ススキの生命力にあやかってみてくださいね。

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