アジサイアナベルの花言葉と由来

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アジサイアナベルの主な花言葉は、下記のとおりです。

花の名前アジサイアナベル
学名Hydrangea arborescens ‘Annabelle’  
主な花言葉(日本)ひたむきな愛、寛容な女性
主な花言葉(海外)神の信頼、辛抱
誕生花6月3日、6月17日、6月29日、7月1日、9月18日
開花期6月〜9月(8月~9月は、秋色)

花名の由来はいくつかありますが、ギリシャ語の『Amabilis』”アマビリス”が語源ではないかという説が代表的です。

純白の胡蝶蘭の名前にもなっている”アマビリス”とは、「愛すべき」という意味があり、その女性形の『Amabel』”アナベル”からその愛らしい花の名が付いたと言われています。

他にも米国の作家エドガー・アラン・ポーが、生前最後に書き残した、亡き妻への詩「アナベル・リー」から名付けられたという説もあります。

妻への詩が由来という説は、純白のアジサイアナベルにぴったりなお話ですね。

以下では、花言葉(日本と海外)の詳細を色別・国別にまとめ、その由来と名言などをご紹介します。

アジサイアナベルの色別の花言葉

日本海外(西洋など)
辛抱強い愛情辛抱
ひたむきな愛神への信頼
ピンク寛容な女性元気

花言葉の由来(日本)

アジサイの花に見える部分は装飾花と言われ、実は”がく”の部分にあたり、虫たちにアピールするかのように色とりどりに着飾って見えます。

ところがアジサイアナベルにも装飾花がありますが、他のアジサイとは少し違っているところがあります

それは、初夏にかけて、若草色から真っ白な色に様変わりし、秋には回りの草花に合わせセピア色の緑に戻っていくことです。

その様子から「ひたむきな愛」という花言葉が付けられたようです。

また冬の間、雪に耐えられるようにどんなに短く剪定せんていされても、再び透きとおるような真っ白な姿を見せてくれることから「辛抱強い愛情」の花言葉が生まれたと言われています。

花言葉のある名言(日本)

もし私が価値ある発見をしたとしたら、それは才能のおかげではなく、辛抱強く観察したからに過ぎない。

ーアイザック・ニュートン (科学者)

花言葉の由来(海外)

海外では、人の手のひらほど大きさになるアジサイアナベルが、雨で折れそうになりながら頭を垂れている様子から「神への信頼」の花言葉が付いたと言われています。

またピンクのアジサイアナベルは、つぼみのうちから鮮やかなピンク色で次々に咲き始め、まさに「元気」という花言葉にぴったりあてはまります。

花言葉のある名言(海外)

信仰は、見えざるものへの愛、不可能なもの、ありそうもないものへの信頼である。

ーヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ(詩人)

アジサイアナベルのデータ

花の名前アジサイアナベル
学名Hydrangea arborescens ‘Annabelle’
和名アメリカノリノキ
英名Smooth hydrangea
アジサイ科
アジサイ属
原産地北米
開花期6月〜7月
草丈/樹高1~1.5m

和名の「アメリカノリノキ」の意味は、アメリカのノリウツギ(低木)であり、その樹液を糊のように利用したことによります。

学名の「Hydrangea」は、水を表すギリシャ語”hydro”と「arborescens」は、器と言う意の”angeion”が由来となっています。

アジサイの小花が集まっている姿が、昔から、貴重な水を貯える器のように見えたからでしょうか?

主な花の種類

種類名特徴
アナベル初夏に咲くアジサイの一種。
色がライムグリーンから白、そして秋色の落ち着いた緑に変化していく。
ドーム型に咲き、1本の枝で15cm位から、大きいものでは人の頭ほどのサイズまで。
ドライフラワーとしても人気。
ピンクアナベルピンク色で咲き始め、秋になると秋色ピンクへと色が変化。
小ぶりなため、鉢植えや地植えだけでなく切り花としても利用されている。

保存方法

タイプ落葉性低木
花持ち期間5日~7日
出回り時期初夏にポットの苗が出回ります
耐寒温度冬場は休眠
耐寒性強い
耐暑性強い
日照半日陰から日なた
耐雨性やや弱い
土質肥沃な土壌
利用方法地植え、鉢植え、切り花、ドライフラワー

おわりに

色とりどりの傘の華が咲く、梅雨の時期。アジサイアナベルは、雨上がりの公園で緑に映える真っ白い姿で私たちを出迎えてくれます。

最近では、一輪ずつ切り花にしてガラスの器に活けたり、小房に分けて手軽に秋色ドライのリースを作って楽しむ人も増えていますね。

アジサイアナベルの花言葉とその由来、基本データのご紹介でした。

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