ドクダミの花言葉と由来

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ドクダミの主な花言葉は、下記のとおりです。

花の名前ドクダミ
学名Houttuynia cordata
主な花言葉(日本)野生、白い追憶
主な花言葉(海外)生命の輝き
誕生花5月15日
開花期5月〜7月

花名は諸説ありますが、『毒を抑える(毒を矯める)ことから毒矯(た)め→ドクダミと転化していった』ことが由来です。

以下では、花言葉(日本と海外)の詳細を色別・国別にまとめ、その由来と名言などをご紹介します。

ドクダミの色別の花言葉

日本海外(西洋など)
野生、白い追憶命の輝き

花言葉の由来(日本)

「野生」は、たいへん丈夫で繁殖力の強い性質から付けられた花言葉です。

特に繁殖力は他の植物と比べてもかなり強く、地下茎が残っていればちぎれてしまっても増え続けていきます。

たびたび、そんなドクダミの繁殖力に困った人の悲嘆の声すら聞かれるほどです。

また、「白い追憶」は白い花が十字型をしていることが由来となっています。

花言葉のある名言(日本)

自然な気持ちで生きるということ、それは健康に生きるということと同じ意味です。

ー宇野千代(作家)

花言葉の由来(海外)

海外でのドクダミは民間療法に使われる「生臭い葉っぱ」のイメージが強いようです。

原産国の一つである中国ではドクダミに関するこんな伝説が残っています。

とある村に盲目の老人と、息子夫婦が住んでいました。

息子夫婦は病気になった老人を嫌い、仮病だと決めつけろくに世話もしなかったのです。

村の人々は老人を気の毒に思い、病気が早く良くなるようにと魚などをプレゼントしましたが、老人の代わりに受け取った息子夫婦は自分たちで食べてしまいます。

しかし、村の人が老人に面会に来た時に食べてしまったことを知られるのを恐れた息子夫婦は、山で拾ってきた「魚臭い葉」でスープを作って老人に食べさせました。

すると、不思議なことに老人はみるみる元気になったのです。

息子夫婦は首をかしげましたが、村の人はその理由を知っていました。

このお話に出てくる老人を回復させた「魚臭い葉」こそがドクダミであり、「生命の輝き」という花言葉の由来です。

花言葉のある名言(海外)

生命は力なり。

ー島崎藤村(作家)

ドクダミの基本データ

花の名前ドクダミ
学名Houttuynia cordata
和名ドクダミ
英名Lizard tail, chameleon plant
ドクダミ科
ドクダミ属
原産地日本、中国、東南アジア
開花期5月〜7月
草丈/樹高15㎝~35㎝

和名でもあるドクダミの由来は、前述したとおり「毒を抑える」から変化したものです。

学名はオランダ人植物学者の名前が由来となっています。

英名での呼び方はカメレオンやトカゲ、もしくは魚などの生き物の名前が多く使われます。

カメレオンやトカゲの名前は葉の色が生育環境によって変わることがあるためで、魚の名前は強烈な匂いに由来を持つようです。

主な花の種類

種類名特徴
ヤエノドクダミその名の通り、花弁に見える部分がピラミッドのように重なり合って咲く様子から名前がついている。
五色ドクダミ葉の色が環境によってよく変わる。観賞用として育てられることもある。

保存方法

タイプ多年草
花持ち期間10日程度
出回り時期通年
耐寒温度
耐寒性弱い
耐暑性強い
日照半日蔭
耐雨性普通
土質保水性のいい土を好む
利用方法花壇、鉢植え

おわりに

ドクダミの花言葉にまつわる由来や意味と、基本データの紹介でした。

ここまでドクダミに関する情報をお伝えしてきましたが、実はドクダミの白い花びらに見える部分は花びらではありません。

白い花びらに見える部分から突き出た、もこもことした部分に本当の花がつきます。

白い部分は本来、花を守る役割をするのですが、なぜまっしろなきれいな姿になったのかは分かっていないそう。

知れば知るほど不思議なドクダミ、見かけたらよく観察してみてください。

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