アセビの花言葉と由来

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アセビの主な花言葉は、下記のとおりです。

花の名前アセビ
学名Pieris japonica
主な花言葉(日本)清純な心、あなたと二人で旅をしよう
主な花言葉(海外)犠牲、献身、いつもあなたと一緒に
誕生花3月9日
開花期2月〜4月

花名は『馬が酔っ払ったようになる』ことが由来です。

漢字では「馬酔木」と書き、アセビの葉を食べた馬がその毒で酔ったようにふらふらとしてしまう様子からこの名前がつけられました。

以下では、花言葉(日本と海外)の詳細を色別・国別にまとめ、その由来と名言などをご紹介します。

アセビの色別の花言葉

日本海外(西洋など)
清純な心犠牲、献身
あなたと二人で旅をしよういつもあなたと一緒

花言葉の由来(日本)

「清純な心」という花言葉は、アセビの白く可憐な花の様子からつけられました。純白の小さな花が鈴なりに咲いている様子は、まるで純粋無垢な少女達のよう……

また、アセビは万葉集でも詠まれているほど古くから日本人に愛されてきた花です。

厳しい冬を乗り超え、だんだんアセビが咲き始めると、あぁ春が来たんだな〜と昔の人も心を和ませていたのでしょう。

ようやく出かけられるようになったという印に、「あなたと二人で旅ができますね」という意味の花言葉が添えられるようになったのかもしれません。

花言葉のある名言(日本)

愛は花冠に宿る露の滴りのごとく、清純な魂の闇底に宿る。

ーフェリシテ・ド・ラムネー(思想家)

花言葉の由来(海外)

アセビの英名は「Japanese andromeda」といいます。

こちらはギリシャ神話に登場するエチオピアの王女アンドロメダの名前からつけられました。

国を救うために自ら怪物の生贄となったアンドロメダ。

しかしそこを英雄ペルセウスが偶然にも通りかかり、持っていたメデューサの首を怪物の目前にかかげて石に変えてしまいます。

こうしてペルセウスは無事アンドロメダを救出し、その後二人は夫婦となりました。

アンドロメダの国を思う心が「犠牲」「献身」という花言葉になったのですね。

花言葉のある名言(海外)

一人の人の献身がすべての者に力と勇気とを与える。

ーヴィクトル・ユーゴー(小説家)

アセビの基本データ

花の名前アセビ
学名Pieris japonica
和名馬酔木
英名Japanese andromeda
ツツジ科
アセビ属
原産地日本、中国東部、台湾
開花期2月〜4月
草丈/樹高1.5〜2.5m

和名の「馬酔木」はアセビの毒で馬が酔ったようになることから来ています。アセビの毒は口にすると、腹痛や下痢・嘔吐などを引き起こすため、見かけたときは注意しましょう。

また、学名の「Pieris japonica(ピエリス・ヤポニカ)」ですが、「Pieris」はギリシャ神話の詩の女神ピエリスの名前からつけられました。

「japonica」は「日本の」という意味です。

主な花の種類

種類名特徴
クリスマス・チア白花の花弁の縁がピンクに染まる。
鉢植えに最適。
スカーレットオハラアセビの中でも花の大きさが最大。
花数も多く存在感がある。
ヴァリエガタ小ぶりで葉の縁に白い班入りの品種。
鉢植えに最適。
フォレスト・フレーム新葉が赤からピンク、黄、緑と変化する。
葉は大型で生育が良い。
リュウキュウアセビ花や葉に厚みと光沢がある。
寒さに少し弱いので注意。

保存方法

タイプ庭木、花木
花持ち期間1週間程度
出回り時期2月〜4月
耐寒温度-10℃
耐寒性強い
耐暑性強い
日照日陰でも育つ
耐雨性普通
土質乾燥しすぎず水はけの良い土壌
利用方法庭植え、鉢植え

おわりに

アセビの花言葉にまつわる由来や意味と、基本データについての紹介でした。

春の訪れとともに可愛らしい花をたくさん咲かせるので庭木としても人気です。

毒性が強いので、子供やペットなどの誤食には十分注意してくださいね。

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