アスチルベの花言葉と由来

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アスチルベの主な花言葉は、下記のとおりです。

花の名前アスチルベ
学名Astilbe arendsii
主な花言葉(日本)恋の訪れ、控えめ
主な花言葉(海外)あなたを待っています、献身
誕生花5月12日、6月1日、6月21日
開花期5月〜9月

花名は、ギリシャ語の「無」を表す『a-ァ』と「明るさ」の『stilbe-スチルベ』に由来します。

以下では、花言葉(日本と海外)の詳細を色別・国別にまとめ、その由来と名言などをご紹介します。

アスチルベの色別の花言葉

日本海外(西洋など)
控えめ献身
ピンク自由あなたを待っています
恋の訪れ

花言葉の由来(日本)

アスチルベは、背の高い植物に日光が遮られたような場所でも、クリーム色やピンクのふわふわとした花を咲かせる様子から「控えめ」の花言葉がついたようです。

また鳥の羽を思わせるような穂の先が、ゆらゆらと踊っているように見える様子から「自由」という花言葉がうまれました。

花言葉のある名言(日本)

自由な書を読み、自由な事を言ひ、自由な事を書かんことを希望いたし候(そうろう)。

ー夏目漱石(作家)

花言葉の由来(海外)

自然の中でも、見た目が鮮やかでゆらゆらと揺れるアスチルベは、鳥や虫の絶好の隠れ家として生息地にもなり「献身」という海外の花言葉が付けられたようです。

またフリルのレースような小さな花がたくさん集まって咲く上品なアスチルベは、ウエディングブーケとしてとても人気があります。

まさに「愛」という花言葉にぴったりです。

花言葉のある名言(海外)

愛はお互いに見つめ合うことではなく、共に同じ方向を見つめることである。

ーサン=テグジュペリ(作家)

アスチルベの基データ

花の名前アスチルベ
学名Astilbe x arendsii
和名チダケサシ、泡盛草
英名Astilbe
ユキノシタ科
属 チダケサシ属
原産地東アジア、北アメリカ
開花期5月〜9月
草丈/樹高30㎝~80㎝

和名の「チダケサシ」(乳茸刺)とは、山からチダケというキノコを持ち帰る際に、草花のわりには、茎が丈夫なアスチルベに刺して持ち帰っていたという理由でついたようです。

また、プチプチした泡のような花が、あふれんばかりにたくさん付いている様子から「泡盛草」とも呼ばれています。

学名の「Astilbe x arendsii」は、20世紀初め、ドイツのアレンズ氏が育成したという意味の、ギリシャ語の光沢を意味する”stilbe”が”a”で否定された、(輝きのない)という意味です。

主な花の種類

種類名特徴
ビジョンス濃桃色や赤があり、穂が上に向いて伸びていくタイプ
スプライト桃色や白系で、やや小柄で穂が横に広がっていく
ファナル深い赤色で花が密に咲き、穂はコンパクト
チョコレートショーグン淡いピンクの花の色と銅のような落ち着いた葉の色合いで海外でも人気

保存方法

タイプ多年草
花持ち期間5日~7日
出回り時期苗が3月~6月
耐寒温度-10℃
耐寒性強い
耐暑性やや強い
日照半日陰から日なた
耐雨性普通
土質水はけのよい赤玉と腐葉土の混合土
利用方法鉢植え、地植え、切り花

おわりに

赤や白など色も豊富で小さな花がたくさんつきますが、「控えめ」の花言葉の通り、主張しすぎず他の植物を引き立て、ガーデニング用にとても人気のある花です。

花名の「輝きの無い」とは裏腹に、優雅に揺れるアスチルベ、初夏から秋にかけて長くその姿を楽しむことができます。

以上、アスチルベの花言葉と基本データの紹介でした。

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