ヤマボウシの花言葉と由来

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ヤマボウシの主な花言葉は、下記のとおりです。

花の名前ヤマボウシ
学名Cornus kousa
主な花言葉(日本)友情
主な花言葉(海外)
誕生花6月15日
開花期6月〜7月

花名は『花の形が山法師に似ている』ことが由来です。

以下では、花言葉(日本と海外)の詳細を色別・国別にまとめ、その由来と名言などをご紹介します。

ヤマボウシの色別の花言葉

日本海外(西洋など)
友情
ピンク友情

花言葉の由来(日本)

「友情」の花言葉はヤマボウシがハナミズキと近隣種であることが由来です。友好の印としてアメリカから日本に贈られたハナミズキの花言葉「返礼」にちなんでいます。

海外では日本原産のヤマボウシは一般的でないため、花言葉はありません。

花言葉のある名言(日本)

友人がいなければ、誰も生きることを選ばないだろう。たとえ、他のあらゆるものが手に入っても。

ーアリストテレス(哲学者)

ヤマボウシの基本データ

花の名前ヤマボウシ
学名Cornus kousa
和名ヤマボウシ(山法師)、ヤマグワ(山桑)
英名Kousa Dogwood、Japanese dogwood
ミズキ科
ミズキ属
原産地日本、朝鮮半島、中国
開花期6月〜7月
草丈/樹高5~10m

「ヤマボウシ(山法師)」の名前は、花の形が山法師に似ていることが由来です。中央の球形の花を山法師の坊主頭に、4枚の花びらのように見える総苞片を頭巾に見立てました。

和名の「ヤマグワ(山桑)」は、赤く熟した実が桑の実に似ていることが由来です。

学名の「Cornus」は、ラテン語の「cornu(角)」が由来です。ヤマボウシの木材の材質が堅いために名前が付けられました。

また、学名の「kousa」は、箱根の方言でヤマボウシのことを「クサ」と呼んだことが由来です。「クサ」が変化して「コウサ(kousa)」になりました。

英名の「Kousa Dogwood」は、学名が由来です。「Dogwood」は、近隣種のハナミズキのことで、「日本でコウサと呼ばれるハナミズキの仲間」の意味があります。ハナミズキはアメリカ原産の樹木です。

主な花の種類

種類名特徴
ベニバナヤマボウシ野生種から選抜された種。ヤマボウシは白い花が多い中で、淡い赤い花を咲かせる。他に改良品種として「紅富士」や「ミス・サトミ」などが有名。
ウルフ・アイ別名「シルバー・ウルフ」。斑入りヤマボウシとも呼ばれる品種。葉に白い模様が入る。早生種で若木から花をつける。シンボルツリーなどに人気。
ゴールドスター白花品種。黄(ゴールド)の模様が葉の中央に入る。
ハナヤマボウシ総苞片は小さいが、やや緑を帯びた白色で披針形をしている。

保存方法

タイプ落葉高木
花持ち期間1週間
出回り時期6月~7月、8月~10月(秋は赤い実の枝が出回る)
耐寒温度5度
耐寒性普通
耐暑性普通
日照日向から半日陰
耐雨性普通
土質水はけと水もちのよい土を好む
利用方法盆栽、切花、公園、庭木

おわりに

ヤマボウシの花言葉にまつわる由来や意味と、基本データについての紹介でした。

ヤマボウシはハナミズキの仲間で、本州から九州の山に自生しています。初夏に咲く花のほかに、秋には赤いかわいい実や紅葉を楽しめるため、庭木のシンボルツリーとして人気が出ている植物です。

病気や害虫に耐性があり育てやすいので、園芸初心者にもおすすめです。赤い実は甘い味で、そのまま食べることもできます。

初夏には花枝、秋には赤い実の枝が生け花やフラワーアレンジメント用に出回ります。「友情」の花言葉は親しい友人へのプレゼントにぴったりですね。

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