ボタンの花言葉と由来

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ボタンの主な花言葉は、下記のとおりです。

花の名前ボタン
学名Paeonia suffruticosa
主な花言葉(日本)風格、富貴、恥じらい、人見知り
主な花言葉(海外)恥じらい、はにかみ、思いやり
誕生花7月24日
開花期4月〜5月

花名は『中国名の「牡丹」を音読みした』ことが由来です。

以下では、花言葉(日本と海外)の詳細を色別・国別にまとめ、その由来と名言などをご紹介します。

ボタンの色別の花言葉

日本海外(西洋など)
ピンク風格はにかみ
富貴思いやり
恥じらい恥じらい
黄色人見知り恥じらい

花言葉の由来(日本)

ボタンの花というと、なんと言ってもあの花の大きさと醸し出される風格と気品ですよね。

少し近寄りがたい雰囲気さえも感じます。

その花の存在感から日本では古くから「花の王様」や「百花の王」と称され、原産地の中国では楊貴妃のシンボルともされています。

花言葉もその雰囲気そのままに、「風格」や「富貴」という言葉がついています。

またその大きな花やシルクのような豪華な花びらから、多くの皇帝が愛した花であったからという説もあります。

「恥じらい」や「人見知り」という花言葉は、花びらが幾重にも重なることで一枚一枚が隠れるように咲いていることや植替え後はしばらく花を咲かせない性質からこの言葉がついたようです。

花言葉のある名言(日本)

建物の風格は人間の人格と同じく、その外観よりもむしろ内容にあります。

ーウィリアム・メレル・ヴォーリズ(アメリカ・建築家)

花言葉の由来(海外)

アジアでの花言葉の中心が「風格」や「富貴」といった堂々とした言葉に対して、海外では「恥じらい」「はにかみ」「思いやり」という全く違う印象の花言葉が付けられています。

これはヨーロッパ人が、アジア人の奥ゆかしさをボタンの花姿から感じ取ったことが由来していると言われています。

白色や黄色のボタンは、ピンクや赤色のボタンにはない奥ゆかしさや古風な上品さを感じます。

日本でも花の咲き方などから「恥じらい」や「人見知り」という花言葉がついていますが、ヨーロッパ人はその花姿をアジア人のようだと思ったということが面白いですね。

花言葉のある名言(海外)

恥じらいは若者に彩りを与えるものであるが、老年にとっては恥辱である。

ーアリストテレス(古代ギリシャ・哲学者)

ボタンの基本データ

花の名前ボタン
学名Paeonia suffruticosa
和名牡丹(ボタン)
英名Tree peony
ボタン科
ボタン属
原産地中国
開花期4月〜5月
草丈/樹高1m〜2m

和名は、中国名の「牡丹」をそのまま音読みして「ボタン」と呼ばれるようになりました。

学名の「Paeonia(パエオニア)」はギリシア神話で神の傷を治したという医の神「Paeon(ペオン)」に由来しています。

主な花の種類

種類名特徴
太陽日本系のボタンの品種で花の色は濃い赤。八重咲きの大輪で早咲きの品種。強くて育てやすい。
花王八重咲きの大輪で早咲きの品種。赤紫系の花をつける。
温かな環境であれば4月中旬頃から花を咲かせる。鉢植えが最適。
白王獅子日本系のボタンの品種で、八重咲きの大輪。その名のごとく真っ白な花が咲く。花数が多い。
鎌田藤八重咲きの大輪で藤色の花が咲く。早咲きの品種なので、4月中旬頃から花が咲き始める。
花数は少ないが丈夫で育てやすい。

保存方法

タイプ一年草
花持ち期間4~5日程度
出回り時期10月~5月(最盛期は4月)
耐寒温度5℃
耐寒性強い
耐暑性弱い
日照日当たりの良い場所
耐雨性弱い
土質水はけと水持ちの良い土
利用方法生け花、庭木、花壇、鉢植え

おわりに

ボタンの花言葉と由来をご紹介しましたが、花言葉が日本と海外で違うのはとても面白いですね。

また日本では女性に美しさをボタンの花に例えたりしますが、原産国の中国では王を連想させる男性的なイメージが強いこともわかりました。

ボタンはひとつに捉われない多くの魅力を持った花と言えるでしょう。

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