アイスランドポピーの主な花言葉は、下記のとおりです。
花の名前 | アイスランドポピー |
学名 | Papaver nudicaule |
主な花言葉(日本) | 慰め |
主な花言葉(海外) | 喜び |
誕生花 | 2月24日、3月4日 |
開花期 | 3月〜5月 |
花名は『シベリアで見つかった』ことが由来で、シベリアを探検していたロシアの探検家ベーリングによって発見されました。
アイスランドは「シベリアの極寒の地」という意味です。
和名ではシベリアヒナゲシといいますが、現在はあまり使われていません。
以下では花言葉(日本と海外)の詳細を色別・国別にまとめその由来と名言などをご紹介します。
アイスランドポピーの色別の花言葉
色 | 日本 | 海外(西洋など) |
---|---|---|
赤 | 慰め・感謝 | 慰め・喜び |
白 | 眠り・忘却 | 眠り |
黄 | 私が勝つ | 富・成功 |
オレンジ | 思いやり | 恋の予感 |
花言葉の由来(日本)
花言葉の由来は睡眠薬の効果から。
アイスランドポピーの実には、麻痺や睡眠の効果があるとされ、麻酔薬や睡眠薬として古くから使用されていました。
痛みをなくしたり、ぐっすり眠ることができるという意味で「思いやり」「眠り」という意味が付くようになったのです。
花言葉のある名言(日本)
批判は感謝に勝てません。
ー福島正伸(実業家)
花言葉の由来(海外)
ギリシャ神話に出てくる豊穣の女神・デメテルは最愛の娘ペルセポネを誘拐され、その悲しさから夜も眠ることができなくなりました。
その結果、豊穣の神の仕事を放棄してしまい、大地は荒れ果ててしまいます。
ぐったりとした様子を見ていた眠りの神・ヒュプノスは、デメテルを不憫に思ってポピーをプレゼントしたのです。
ポピーの睡眠効果によって眠ることができたデメテルは、心と体を癒され、大地は元どおりになりました。
このことから、ヒュプノスの心遣いが「慰め」の由来に、デメテルのヒュプノスへの気持ちが「感謝」「喜び」の由来になったと言われています。
花言葉のある名言(海外)
必要なのは知識でなく思いやりである。
思いやりがなければ残るのは暴力だけである。
ー チャーリー・チャップリン(イギリスの喜劇俳優)
アイスランドポピーの基本データ

花の名前 | アイスランドポピー |
学名 | Papaver nudicaule |
和名 | シベリアヒナゲシ |
英名 | アイスランドポピー |
科 | ケシ科 |
属 | ケシ属 |
原産地 | シベリア |
開花期 | 3月~5月 |
草丈/樹高 | 30~50cm |
あまり使われていませんが、和名はシベリアヒナゲシといいます。最初に発見されたところがシベリアであったことが由来です。そのままですね。
学名はPapaver nudicaule。Papaverはケシ属という意味で、nudicauleは葉のない茎を持つ植物という意味があります。
主な花の種類
種類名 | 特徴 |
---|---|
アイスランドポピー | 寒冷地に分布していることから花期が早い。 株元から花柄を長く伸ばし、頂部に一輪の花が咲く。 |
保存方法
タイプ | 秋撒き一年草(園芸上) |
花持ち期間 | 5日間程度 |
出回り時期 | 3月~5月 |
耐寒温度 | ー15℃~ー20℃ |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 弱い |
日照 | 日光を好む |
耐雨性 | 乾燥に強い |
土質 | 水はけのよい、中性に近い逆アルカリ性 |
利用方法 | 切り花 |
おわりに
アイスランドポピーの花言葉にまつわる由来や意味と、基本データについての紹介でした。
アイスランドポピーは、秋に種を蒔いて春にかけて花を咲かせます。
種が非常に細かく移植を嫌う性質のため、種まきから育苗の時は難易度があがります。
ただ、耐寒性が高く適した環境なら、放任でも花を咲かせることが出来るため、育てやすいでしょう。
春になるときれいな花を咲かせるので、プレゼントにすると喜ばれると思いますよ!