キケマン(ツクシキケマン)の花言葉と由来

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キケマンの主な花言葉は、下記のとおりです。

花の名前キケマン
学名Corydalis heterocarpa var. japonica
主な花言葉(日本)祈りある生活、寂しさに耐える
誕生花3月4日
開花期4月〜5月

花名は『仏具を飾る華鬘に似ていて、花が黄色い』ことが由来です。

以下では、花言葉(日本と海外)の詳細を色別・国別にまとめ、その由来と名言などをご紹介します。

キケマンの色別の花言葉

日本海外(西洋など)
黄、紫祈りある生活、寂しさに耐える

花言葉の由来(日本)

キケマンの名前の由来にもなっている「華鬘」とは仏殿や仏壇を飾るきらびやかな装飾のこと。

仏教の国インドでは、生花に糸を通して作った花輪で体を飾る文化から転じて、仏様に花を供える風習があります。華鬘は枯れてしまう生花の代わりに、いつも仏具を飾るための装飾品なのです。

「祈りある生活」という花言葉は、そんな「仏様にいつも花を捧げたい」という敬虔な気持ちからつけられたのかもしれませんね。

また、ケシ科であるキケマンは全草に毒をもっています。人を寄せ付けずに咲く姿は「寂しさに耐えている」ようにも見えますね。

花言葉のある名言(日本)

祈ることを愛しなさい。日中たびたび祈りの必要を感じるようにしなさい

ーマザー・テレサ(聖職者)

キケマンの基本データ

花の名前キケマン
学名Corydalis heterocarpa var. japonica
和名黄華鬘
英名Fernleaf Corydalis
ケシ科
キケマン属
原産地日本(関東~沖縄)
開花期4月〜5月
草丈/樹高40~70 cm

前述の通り、華鬘とは仏具を飾る装飾品のこと。

同じ由来で「ケマン」の名がつく植物にケマンソウがあります。こちらはタイツリソウという名でも知られる花ですが、キケマンとは別属で全く見た目が異なる植物なので注意してくださいね。

学名のCorydalisはギリシャ語の「korydallis(ヒバリ)」、heterocarpa は「いろいろの形の果実の」、japonica は「日本の」という意味。korydallis(ヒバリ)は長く伸びた花の距がヒバリの尾に似ていることが由来です。

主な花の種類

種類名特徴
ミヤマキケマン平地や海岸近くに生えるキケマンに対して、山地に生える。花色は黄色、葉の裂け目が細かい。
ツルキケマンクリーム色の花を咲かせ、柔らかい茎は長く伸びて1mほどにもなる。
ムラサキケマン春の野花として身近にある花。茎や葉を揉むと臭いがする。有毒で食べられない。

保存方法

タイプ越年草
花持ち期間
出回り時期
耐寒温度0℃以下
耐寒性強い
耐暑性普通
日照日向~半日陰
耐雨性普通
土質水はけ、水もちの良い土
利用方法地植え

おわりに

身近で見ることのできる在来の野草の中でも、その名にたがわぬ存在感ある花を咲かせるキケマン。

何でもない道端で美しい花を咲かせる様子は、まるで「日頃から敬う気持ちや祈りを忘れずに」と私たちに思い出させるかのようです。

毒を持つ植物でもあるので、見つけても手折ったりせず、ありがたく拝むくらいにしておきましょう。

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