クロユリの花言葉と由来

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クロユリの主な花言葉は、下記のとおりです。

花の名前クロユリ
学名Fritillaria camschatcensis
主な花言葉(日本)愛、恋、呪い
主な花言葉(海外)憧れ
誕生花8月12日、9月7日
開花期4月〜5月

花名は『ユリの花に似ている黒い花である』ことが由来です。

以下では、花言葉(日本と海外)の詳細を色別・国別にまとめ、その由来と名言などをご紹介します。

クロユリの色別の花言葉

日本海外(西洋など)
愛、恋、呪い憧れ

花言葉の由来(日本)

クロユリの「呪い」の花言葉は、ある逸話からつけられました。

とある戦国武将が、自分の側室が不貞を行ったという噂を耳にして怒り心頭。

本能に任せてその側室を殺したところ「クロユリが咲いたらこの家は滅亡するだろう」と、側室は遺言を残したのです。

すると、その予言どおり家は滅亡……「クロユリ伝説」として故事に残ることとなり、呪いの花言葉が付いたのです。

一方、アイヌでは恋の伝説として有名だった歴史があり、「恋」「愛」といった花言葉がついたとされています。本州とはまったく違いますよね。

花言葉のある名言(日本)

無学は神の呪いであり、知識は天にいたる翼である。

ーシェイクスピア(劇作家)

花言葉の由来(海外)

日本ではまるで昼ドラのような花言葉がついていましたが、海外では「憧れ」という雰囲気の違う花言葉がついています。

「憧れ」とはクロユリが高い山に多く咲き、その山々がアルピニストの憧れる場所が多いことから、クロユリも同じように憧れの存在になったようです。

花が黒いことや、なかなか見つけられない事も手伝って、まるで幻の花のように思われている事のも一因かもしれません。

花言葉のある名言(海外)

きみの理想を超え、それ以上の憧れの地へ遠く達する力を君は秘めている。

ーニーチェ(哲学者)

クロユリの基本データ

花の名前クロユリ
学名Fritillaria camschatcensis
和名クロユリ
英名Chocolate lily, Kamchatka fritillary
ユリ科
バイモ属
原産地日本、アラスカ
開花期4月〜5月
草丈/樹高15㎝~50㎝

学名の「Fritillaria」は百合の花の形をさいころを入れる筒に見立てたラテン語が由来となっています。

また「camschatcensis」はクロユリの黒地にまだらの斑点が見られる花びらをチェス盤に見立てたドイツ語を組み合わせたものです。

英名ではチョコレートのようなかわいらしい色からそのままチョコレートリリーと呼ばれます。

あまりいい匂いがしないところからスカンクの名前がついたりと、とても特徴の多いお花です。

主な花の種類

種類名特徴
ミヤマ標高の高い高山に分布する背の低い品種。
エゾ寒い地域の低地に分布する。花が複数つき、背が高い品種。
キバナ花が黄色いものがキバナクロユリに区別されることも。

保存方法

タイプ多年草
花持ち期間5日程度
出回り時期5月~6月
耐寒温度
耐寒性強い
耐暑性普通
日照日向
耐雨性普通
土質水はけが良く保水性の良い土を好む
利用方法花壇、鉢植え

おわりに

クロユリの花言葉にまつわる由来や意味と、基本データの紹介でした。

あまり園芸用としては見かけないクロユリですが、黒いお花はとても珍しいこともあり人気です。

また、キバナクロユリなどの鮮やかな黄色のユリが存在したりと普通のユリとは違う楽しみ方ができます。

贈り物にはあまり向いていませんが、ぜひ、見かけたらよく観察してみてください。

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