モミの花言葉と由来

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モミの主な花言葉は、下記のとおりです。

花の名前モミ
学名Abies firma
主な花言葉(日本)高尚、時間、永遠
主な花言葉(海外)
誕生花11月14日、12月24日
開花期4月〜5月

花名の由来はたくさんの説があります。

以下では、花言葉(日本と海外)の詳細を色別・国別にまとめ、その由来と名言などをご紹介します。

モミの色別の花言葉

日本海外(西洋など)
高尚、時間、永遠

花言葉の由来(日本)

モミの花言葉は、海外由来のものが日本でも使われています。モミ属は日本に5種、世界には約40種が自生しています。

「高尚」の花言葉は、北欧で聖なる木と言われていることが由来です。寒い冬でも緑の葉を絶やさない、まっすぐに伸びた姿に誇り高いイメージを抱いたのでしょう。

「時間」「永遠」の花言葉は、西洋のモミが長命だったことが由来です。常に緑の葉をつけ、樹齢千年も超える木もあることから不滅の命を連想したのでしょうか。

花言葉のある名言(日本)

幸せとは、視野の広い深遠な知識をもつことです。その知識とは、嘘と真実、低俗なものと高尚なものを見分ける力です。

ーヘレン・ケラー(著作家、奇跡の人)

モミの基本データ

花の名前モミ
学名Abies firma
和名もみの木(モミノキ、樅ノ木、樅木)
英名Japanese fir、Momi fir
マツ科
モミ属
原産地日本
開花期4月〜5月
草丈/樹高1~50m

「モミ」「モミノキ」の名前の由来にはいくつかの説があります。

  • 同じ場所にたくさんのモミが生え、風に揺れる様子がもみ合うように見えることから。
  • 天皇の御座所に植えられることが多かったので「臣の木(オミノキ)」と呼ばれたことから。
  • モミの新芽の萌黄色(もえぎいろ)が素晴らしかったことから。
  • 「芽富み(めとみ)」、つまり新芽がたくさん出ることから。
  • 他の針葉樹のように実が松ぼっくりにならずに、もろく散るため「もろい実」から。

学名の「Abies」はラテン語の「abeo(高く伸びて地から離れる)」が由来です。

また、学名の「firma」は、ラテン語で強い、または堅固の意味があります。

英名の「fir」は、属名の「firma」から、モミ属のことです。「Japanese fir」は「日本に自生するモミ属の木」、「Momi fir」は「モミの名前のついたモミ属の木」の意味があります。

主な花の種類

種類名特徴
モミ日本原産の固有種。本州〜九州の海岸近くの丘陵からブナ帯上部に自生する。日本のモミ属の中では最も温暖地に分布。
ウラジロモミ日本固有種。上高地など、信州の山間部で見られる。クリスマスツリーに使われるのはウラジロモミが多い。
シラビソ日本原産の固有種。関東から中部地方にかけて海抜1,500mから2,500mの亜高山帯に自生する。

保存方法

タイプ常緑高木
花持ち期間1カ月(枝)
出回り時期通年(枝や木を生け花、クリスマスツリー、リース用)
耐寒温度5度
耐寒性弱い
耐暑性普通
日照屋外の日向から半日陰
耐雨性普通
土質どの土でもよく育つ
利用方法公園、庭木、クリスマスツリー

おわりに

モミの花言葉にまつわる由来や意味と、基本データについての紹介でした。

モミは古くから日本人になじみの深い樹木です。「代々木」の地名は、江戸時代から旅人の目印として有名だったモミの大木が「代々木の大樅(おおもみ)」と呼ばれたことが由来との説があります。

以前は東京にも多く見られたモミですが、大気汚染に弱いため現在ではあまり見られなくなりました。

モミはクリスマスツリーに使われるほか、枝が生け花やフラワーアレンジメントのグリーンとして使われます。クリスマスリースの材料としても人気です。

良い花言葉が多いので、プレゼントとしてもおすすめです。

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