ナノハナの花言葉と由来

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ナノハナの主な花言葉は、下記のとおりです。

花の名前ナノハナ
学名brassica
主な花言葉(日本)小さな幸せ、活発、財産
主な花言葉(海外)Friendship(友情)
誕生花2月6日
開花期2月〜5月

花名は『食べられる花』が由来です。

以下では、花言葉(日本と海外)の詳細を色別・国別にまとめ、その由来と名言などをご紹介します。

ナノハナの色別の花言葉

日本海外(西洋など)
小さな幸せ、活発、財産Friendship(友情)

花言葉の由来(日本)

「小さな幸せ」の花言葉は、春に咲くかわいらしい花の姿が由来です。野原一面に咲く明るい黄色の花に小さな幸せを感じたのでしょう。

「活発」の花言葉は、明るい黄色が気持ちを元気にさせたことが由来です。菜の花畑で元気いっぱいに駆け回る子供たちの姿が連想されたのかもしれません。

「財産」の花言葉は、黄金のように見える黄色い花が由来です。美しい花を咲かせ、種からは油が取れるナノハナを富の象徴と見たのではないでしょうか。

花言葉のある名言(日本)

笑いは、人類の財産である。

ーフランソワ・ラブレー(フランスの作家、医師)

花言葉の由来(海外)

海外では残念ながらナノハナは花としては一般的ではなく、具体的な花言葉はありません。

ですが、一般的な黄色い花をさす「Friendship(友情)」が使われることがあります。

赤やピンクの花が恋愛に関係した花言葉が多いのに比べ、黄色の花はほのぼのとした友情をイメージさせます。

花言葉のある名言(海外)

人間は不遇になった時、はじめて友情のなんたるかを知るものだ。

ー前田利家(戦国大名)

ナノハナの基本データ

花の名前ナノハナ
学名brassica
和名アブラナ(油菜)、ナノハナ(菜の花)
英名field mustard、canola flower
アブラナ科
アブラナ属
原産地アジアからヨーロッパ
開花期2月〜5月
草丈/樹高50~100cm

「ナノハナ(菜の花)」の名前は、「菜」は野菜の意味で、「食べられる花」が由来です。

学名の「brassica」は、古ラテン語でキャベツの意味です。ナノハナのほかに、ミズナ、ノザワナ、ハクサイなどアブラナ属には多くの食べられる植物があります。

和名の「アブラナ(油菜)」は、ナノハナの実から油が取れたことが由来です。この油を菜種油(なたねあぶら)と呼び、江戸時代から灯りや食用に使われてきました。昔の怪談で、化け猫がペロペロとなめた行燈(あんどん)の油は、菜種油です。

英名の「field mustard」は、ナノハナの色が由来です。春になると野原一面にマスタード色の花が咲く様子から名づけられました。

英名の「canola flower」は、カナダの会社がつけた商品名が由来です。和英辞典で菜の花を調べると、「Rape blossoms」の訳が出てきます。「rape」の語源はラテン語でカブを意味するのですが、あまり良いイメージの言葉ではありません。

カナダの会社が商品名として「rape」の言葉は使いたくなかったためか、「canada」と「oleo(油)」で、「canola(キャノーラ)」の商品名にして販売したそうです。それから「canola flower」の名前が定着しました。

ネガティブなイメージからか、現在は海外では「Rape blossoms」はあまり使われていないようです。

主な花の種類

種類名特徴
アブラナ西アジアから北ヨーロッパの雑草が原種。日本では弥生時代から利用されていた。江戸時代からは油を取るために利用され、菜種油と呼ばれた。
セイヨウアブラナ北ヨーロッパからシベリア原産。明治時代に日本に導入された。現在日本で菜の花といえばセイヨウアブラナを指すことが多い。切り花として売られているのはセイヨウアブラナの園芸品種。

保存方法

タイプ2年草(秋まき1年草)
花持ち期間10日
出回り時期2月~4月
耐寒温度-10度
耐寒性強い
耐暑性弱い
日照屋外の日当たりのいい場所を好む
耐雨性普通
土質弱アルカリ性から中性の土を好む
利用方法畑、プランター

おわりに

ナノハナの花言葉にまつわる由来や意味と、基本データについての紹介でした。

かわいらしい花を楽しむほかに、おいしい蜂蜜が取れ、おひたしや和え物としても食べられます。種は油になり、まさにスーパーな植物といえるでしょう。

古事記や万葉集にも登場し、古来から日本人の生活に欠かせないナノハナですが、明治時代以降はセイヨウアブラナが主流になっています。

切り花は桃の節句(ひなまつり)で飾られることが多く、ひなまつり前後に最も多く流通します。

花持ちもよく、明るい黄色が目を楽しませてくれるナノハナ。良い花言葉ばかりですので、プレゼントとしてもおすすめです。

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