ナスタチウムの主な花言葉は、下記のとおりです。
花の名前 | ナスタチウム |
学名 | Tropaeolum majus |
主な花言葉(日本) | 愛国心、勝利 |
主な花言葉(海外) | ー |
誕生花 | 4月6日、5月11日、9月6日 |
開花期 | 4月〜7月、9月~11月 |
花名は『鼻がねじれる』ことが由来です。
以下では、花言葉(日本と海外)の詳細を色別・国別にまとめ、その由来と名言などをご紹介します。
ナスタチウムの色別の花言葉
色 | 日本 | 海外(西洋など) |
---|---|---|
赤 | 愛国心、勝利、困難に打ち克つ | ー |
黄 | 光の導き | ー |
オレンジ | 有能な人 | ー |
花言葉の由来(日本)
ナスタチウムの花言葉は、海外由来のものが日本でも使われています。
赤の「愛国心」「勝利」「困難に打ち克つ」の花言葉は、ナスタチウムが勝利の象徴とされたことが由来です。
丸い葉を盾に、花を血で赤く染まった敵の兜や鎧を見て、勝利を祈った娘たちが戦士の胸に飾ったと言われています。
黄の「光の導き」は、黄色のナスタチウムが喜びや高揚感を表すことが由来です。太陽の光のように明るい黄色の花に、神の導きを感じたのでしょうか。
オレンジの「有能な人」の花言葉は、オレンジ色のナスタチウムがエネルギーと創造性を表すことが由来です。
花言葉のある名言(日本)
自分に打ち勝つことは、勝利のうちで最も偉大な勝利である
ープラトン(哲学者)
ナスタチウムの基本データ
花の名前 | ナスタチウム |
学名 | Tropaeolum majus |
和名 | キンレンカ(金蓮花)、ノウゼンハレン(凌霄葉蓮) |
英名 | Nasturtium |
科 | ノウゼンハレン科 |
属 | ノウゼンハレン属(トロパエオルム属) |
原産地 | ペルー、コロンビア、ブラジル |
開花期 | 4月〜7月、9月~11月 |
草丈/樹高 | 20~300cm |
英名にもなっている「ナスタチウム」の名前は、ラテン語の「nasus(鼻)」と「tortus(ねじる)」が由来です。ナスタチウムに辛みがあって、「鼻がねじれるほど辛い」の意味があります。
ちなみにこの「Nasturtium(ナスタチウム)」、クレソンなどのオランダガラシ属の学名です。味が似ているからだそうですが、違う植物の学名を名前に持つなんて面白いですね。
学名の「Tropaeolum」は、トロフィーが由来です。古代ギリシャ時代には戦いに勝利すると、ポールを立て、そこに負けた敵の鎧と武器を掛け、戦利品としました。
それを「tropaion(トロパイオン)」と呼び、今のトロフィーの元となったのです。
ナスタチウムの丸い葉を盾、赤い花を血に染まった鎧や兜に見立てて、トロフィーの名がつけられたと言われています。
和名の「キンレンカ(金蓮花)」と「ノウゼンハレン(凌霄葉蓮)」は、蓮(ハス)に似ている丸い葉と、ノウゼンカズラに似た花が由来です。鮮やかな黄色やオレンジの花を金色と見たのでしょう。
主な花の種類
種類名 | 特徴 |
---|---|
ホワリーバード・シリーズ | フリルの入る花弁と距がないのが特徴。花色はクリーム色、オレンジ色、赤など。 |
ジュエル・チェリー・ローズ | 半八重咲きで、チェリーのような赤い花。 |
保存方法
タイプ | 一年草 |
花持ち期間 | 10日 |
出回り時期 | 3月~11月 |
耐寒温度 | 10度 |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 弱い |
日照 | 屋外の日当たりの良い場所から半日陰 |
耐雨性 | 普通 |
土質 | 水はけが良い土を好む |
利用方法 | 花壇、鉢植、ハンギング類 |
おわりに
ナスタチウムの花言葉にまつわる由来や意味と、基本データについての紹介でした。
ナスタチウムは熱帯地方原産ですが、高山に生えるため、暑さにも寒さにも弱い植物です。多年草ですが、暑さ寒さに弱いことから、日本では一年草に分類されています。
夏に一度弱るので、切り戻しをします。切り戻しとは伸びすぎた茎を短く切り詰めることで、切ったところから新しい芽が出てきて、秋には再び開花して花を楽しむことができます。
葉はサラダやサンドイッチに、若い実はピクルスに、花はエディブルフラワーとして食用に使われています。
勝利に関する花言葉がありますので、受験生やスポーツ選手などへのプレゼントにおすすめです。カードに花言葉を添えて贈ってはいかがでしょうか。