ノイバラの主な花言葉は、下記のとおりです。
花の名前 | ノイバラ |
学名 | Rosa multiflora |
主な花言葉(日本) | 上品な美しさ、純朴な愛 |
主な花言葉(海外) | 恵み |
誕生花 | 5月25日、10月27日 |
開花期 | 5月〜6月 |
花名は『野のトゲ』が由来です。
以下では、花言葉(日本と海外)の詳細を色別・国別にまとめ、その由来と名言などをご紹介します。
ノイバラの色別の花言葉
色 | 日本 | 海外(西洋など) |
---|---|---|
白 | 上品な美しさ、純朴な愛、孤独、才能 | 恵み |
花言葉の由来(日本)
「上品な美しさ」「純朴な愛」の花言葉は、野原に咲くノイバラの姿が由来です。バラと比べて小さくかわいらしい花をつける姿に、奥ゆかしい美を見たのではないでしょうか。
「孤独」の花言葉は、ノイバラのトゲが由来です。鋭いトゲで誰も近づけないノイバラには、孤独な印象があるのでしょう。
「才能」の花言葉は、様々な芸術の題材になったことが由来です。シューベルトの「野ばら」をはじめ様々な音楽に取り上げられ、ゲーテの詩にもモチーフとして使われています。
花言葉のある名言(日本)
苦しむこともまた才能の一つである
ードストエフスキー(小説家)
花言葉の由来(海外)
「恵み(Grace)」の花言葉は、野に咲く強さが由来です。何も世話をしなくても自然に増え、赤い実をたくさんつけるノイバラには恵みのイメージがあったのでしょう。
花言葉のある名言(海外)
宇宙には緊急な、致命的な、動かせない法則がある。なければならぬ。そしてその運命を取り囲む千の恵みがある。
ーロダン(彫刻家)
ノイバラの基本データ
花の名前 | ノイバラ |
学名 | Rosa multiflora |
和名 | ノイバラ(野茨)、ノバラ(野薔薇) |
英名 | Japanese rose、Eijitsu rose |
科 | バラ科 |
属 | バラ属 |
原産地 | 日本、中国、朝鮮半島 |
開花期 | 5月〜6月 |
草丈/樹高 | 1~4m |
和名にもなっている「ノイバラ(野茨)」の名前は、「野のトゲ」が由来です。トゲのことを別名「茨」といい、茎にトゲを持ち野に生えることから名づけられました。
和名の「ノバラ(野薔薇)」は、野に咲くバラの意味です。ノバラは様々なノイバラを総称したもので、園芸品種の名前ではありません。
学名の「Rosa multiflora」はラテン語で「Rosa(バラ属)」と「multiflora(花が多い)」で、「多くの花が咲くバラ」の意味です。
英名の「Japanese rose」は、「日本原産のバラ」が由来です。バラの原種8種類のひとつで、ノイバラをもとにした交配品種が世界中で作られています。
英名の「Eijitsu rose」は、花ではなく実が由来。赤い実を乾燥させた生薬を「営実(エイジツ)」と呼ぶことから「生薬の営実のバラ」の意味があります。
主な花の種類
種類名 | 特徴 |
---|---|
テリハノイバラ | 日本ではノイバラに次いで多い。葉の表面につやがある。枝は地面をはうか、他の木やフェンスなどにからみつく。花は数が少ない。 |
ナニワノイバラ | 中国から台湾原産。江戸時代に日本に渡来。大阪の植木屋が広めたと言われる。花が大きく一重咲き。 |
アズマイバラ | ヤマテリハノイバラとも呼ぶ。主に関東に生える。葉の表面につやがある。花付きはよくない。 |
保存方法
タイプ | 落葉低木 |
花持ち期間 | 3日 |
出回り時期 | 6月~10月(実の切り花) |
耐寒温度 | -5度 |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 強い |
日照 | 日向を好む |
耐雨性 | 普通 |
土質 | 水はけの良い肥沃な土壌を好む |
利用方法 | 庭木、公園 |
おわりに
ノイバラの花言葉にまつわる由来や意味と、基本データについての紹介でした。
トゲがあり群生するので、江戸時代には垣根にノイバラを植えて泥棒よけにしたそうです。
花の切り花の流通はあまりありません。赤い実の切り花が生け花の練習や課題、和風のフラワーアレンジメントやリースに使われます。
素敵な花言葉がついていますので、花言葉とともにプレゼントしてはいかがでしょうか。