ペンステモンの花言葉と由来

ペンステモンの主な花言葉は、下記のとおりです。

花名は『実際には4つの雄しべだが、仮雄しべ（花粉を出さない）が目立つことにより、5つの雄しべに見える』ことが由来です。

以下では、花言葉（日本と海外）の詳細を色別・国別にまとめ、その由来と名言などをご紹介します。

ペンステモンの色別の花言葉

ペンステモンの花は、釣鐘型の形をしている花が1本の茎に何個も咲いている可愛らしい姿をしています。

また、花びらが綺麗な形をしていて昔の人はまるで唇のようだ、と連想したそうなんです。花言葉の「あなたに見とれています」は、この綺麗な花姿から由来しました。

ペンステモンが集まって一斉に咲いている様子は、葉の緑と花の優しい色のコントラストと相まって、ずっと見ていられるようです。まさにぴったりの花言葉ですね。

愛とは互いに見つめあう事ではない。ふたりが同じ方向を見つめることである。

ーサン・テグジュペリ（作家）

ペンステモンの花はおよそ250種類もあるそうなんです。そのため、花姿や色などたくさん種類があるのでペンステモンだけでも楽しめます。

花言葉の「勇気」は、日本の花言葉の由来でも紹介した通り1つの茎にいくつもの花を咲かせることから付けられた花言葉です。

しかし、「失った愛情」や「片思い」は、明確には由来がありません…。下向きに咲く花姿からマイナスなイメージの花言葉が付けられたのかもしれませんね。

賢さを伴わない勇気は野蛮であり、勇気を伴わぬ賢さなどなんの役にも立たない。

ーエーリッヒ・ケストナー（詩人）

英名のBeardtongue（ビアドゥタング）は「あごひげの舌」という意味で、種類によって形の違う雄しべが、毛むくじゃらのものがあり、その見た目を持つものからこの名前が付けられました。

属名の学名であるPenstemon（ペンステモン）は、ギリシア語の「pente （5つ）」と「stemon（雄しべ）」が語源とされています。ペンステモンの雄しべは実際は4つなのですが、花粉を出さない仮雄しべが目立っている事によって5つに見えることが由来です。

種類名	特徴
ペンステモン・バルバタス	鮮やかな朱赤の花が長い穂になって咲く。夏越しも容易な強健種。品種や個体差がある。
ペンステモン・ヘテロフィルス	透明感のある澄んだ青色が魅力。
フラミンゴ	交配種。筒の部分は白く、弁先がサマーピンクの優しい色合いの花を咲かせる。
ペンステモン・ヒルスータス	小型のかわいらしい種類。‘スノーベル’などの品種がある。
メキシカリハイブリッド	開花に低温を必要としないので一年草扱いしやすく、開花期間も長い。

ペンステモンの花言葉にまつわる由来や意味と、基本データについての紹介でした。

ペンステモンはデリケートで、湿気を嫌います。そのため、雨の多い日本では少し栽培するのは難しいかもしれません。

しかし、複色の種類などもあるので見て楽しめる素敵なお花でもあります。