シオンの主な花言葉は、下記のとおりです。
花の名前 | シオン |
学名 | Aster tataricus |
主な花言葉(日本) | 追憶、君を忘れない |
主な花言葉(海外) | 優雅、繊細、愛の象徴、忍耐 |
誕生花 | 9月9日、9月28日、10月16日 |
開花期 | 8月〜10月 |
花名は『中国名である紫菀(しおん)をそのまま音読みした』ことが由来です。
以下では、花言葉(日本と海外)の詳細を色別・国別にまとめ、その由来と名言などをご紹介します。
シオンの色別の花言葉
色 | 日本 | 海外(西洋など) |
---|---|---|
紫 | 追憶、君を忘れない | 優雅、繊細、愛の象徴、忍耐 |
花言葉の由来(日本)
シオンの花言葉には「追憶」「君を忘れない」という、過去をいつまでも心に持ち続けるような意味が込められているようです。
今昔物語集に描かれるストーリーが元になっていて、とある兄弟の弟が亡き父を忘れたくないために、父親のお墓にシオンを植えたことが由来とされています。
人生を共に生きてくれたことへの感謝を忘れずに、残りの人生を前向きに生きてもらう。そのためにも、妻や夫を亡くしてしまった方にお贈りするのもひとつかもしれません。
花言葉のある名言(日本)
苦労こそ人生の真の姿である。
我々の最後の歓びと慰めは、苦労した過去の追憶にほかならない。
ーアルフレッド・ド・ミュッセ(作家)
花言葉の由来(海外)
海外では、アスターの名をもつ花は神聖なものとして扱われ、祭壇に飾られたりします。
繊細で優雅に咲き誇るシオンの見た目から、「繊細」や「優雅」という花言葉が付けられたようです。
「愛の象徴」や「忍耐」については、狂犬に噛まれた時の塗り薬にしたり、ハーブ療法として利用されることに由来しているのでしょうね。
花言葉にはなっていませんが、海外でも亡くなってしまった兵士のお墓に添えられる花としても使われています。
花言葉のある名言(海外)
金持ちに成っても、金持ちに生まれついても、それで優雅な生活が送れるわけではない。
そのセンスが必要なのだ。
ーオノレ・ド・バルザック(小説家)
シオンの基本データ
花の名前 | シオン |
学名 | Aster tataricus |
和名 | 紫菀、シオン |
英名 | Tatarian aster |
科 | キク科 |
属 | シオン属 |
原産地 | 日本、朝鮮、中国、モンゴル、シベリア |
開花期 | 8月〜10月 |
草丈/樹高 | 1.5m~2m |
和名の紫菀(シオン)は、中国での紫菀(しおん)が元になっていて、そのまま「シオン」と音読みした事が由来です。
学名は、シオンの花の見た目が「星」にも見えることから、ギリシャ語で星を意味する「aster」が語源になっています。
主な花の種類
種類名 | 特徴 |
---|---|
シオン | 中心が黄色で、花びらが薄紫色をした花を咲かせるのが特徴の植物。 平安時代にも好まれていた花で、花言葉の歴史が長い。 観賞用の他には、生薬としても利用されている。 |
保存方法
タイプ | 多年草 |
花持ち期間 | 5~7日程度 |
出回り時期 | 9月~10月 |
耐寒温度 | 土が凍りつかない程度 |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 強い |
日照 | 日当たりのよい場所 |
耐雨性 | 普通 |
土質 | 水捌けのよい土 |
利用方法 | 植木鉢、花壇 |
おわりに
シオンの花言葉にまつわる由来や意味と、基本データについての紹介でした。
国内外問わず、お墓に添えられることがあるシオンですが、日本に自生しているものは絶滅危惧種のひとつとされています。
シオン自体が追憶の対象にならないようにするためにも、自生しているものは採取せずに、販売されているものを使用したいですね。