タイサンボクの主な花言葉は、下記のとおりです。
花の名前 | タイサンボク |
学名 | Magnolia grandiflora |
主な花言葉(日本) | 前途洋々、荘厳、威厳 |
主な花言葉(海外) | 長寿、持続性、自然への愛 |
誕生花 | 6月8日 |
開花期 | 5月〜7月 |
花名は『立派な花や葉を中国の名山に例えた』ことが由来です。
以下では、花言葉(日本と海外)の詳細を色別・国別にまとめ、その由来と名言などをご紹介します。
タイサンボクの色別の花言葉
色 | 日本 | 海外(西洋など) |
---|---|---|
白 | 前途洋々、荘厳、威厳 | 長寿、忍耐力、自然への愛 |
花言葉の由来(日本)
力強い幹に手のひらよりも大きな葉、花びらをつけるタイサンボク。開花期には甘く流れる香りも手伝って、近くに生えていることがすぐに分かる樹木です。
その希望や自信に溢れ、堂々とした姿から「前途洋々」の花言葉がつけられました。
花言葉のある名言(日本)
前途洋々たれ。栄冠は君に輝く
ー原 辰徳(プロ野球監督)
花言葉の由来(海外)
日本ではモクレン科全般を総じて「マグノリア」と呼びますが、原産地のアメリカをはじめ海外では「マグノリア」といえばこのタイサンボクを指します。
中でも南部を象徴する木とされていて、ミシシッピ州はタイサンボクが多くあることから、タイサンボクの州 (Magnolia State) という愛称があります。アメリカ南部が舞台の小説、「風と共に去りぬ」にもマグノリアの木が登場していますね。
このように海外で親しまれているマグノリアは、はるか恐竜がいた時代から存在するといわれる植物。
末永く生き続けるというイメージから「持続性」や「長寿」という花言葉がつけられ、結婚式場やブライダルグッズのモチーフになることも多いんです。
花言葉のある名言(海外)
最も長生きした人間とは、最も年を経た人間のことではない。最も人生を楽しんだ人間のことである。
ージャン=ジャック・ルソー(哲学者)
タイサンボクの基本データ
花の名前 | タイサンボク |
学名 | Magnolia grandiflora |
和名 | 泰山木、大盞木 |
英名 | Southern magnolia |
科 | モクレン科 |
属 | モクレン属 |
原産地 | 北米南西部 |
開花期 | 5月〜7月 |
草丈/樹高 | ~20m |
和名の「タイサンボク」の由来としては、大きく立派な葉や花の様子を中国の名山である「泰山(たいさん)」に例えたとする説、花を大きな盞(さかずき)に見立てて「大盞」としたという説があります。
学名のMagnoliaは、フランスの植物学者マニョール(P.Magnol)の名前に由来しています。 grandifloraはギリシャ語で「大きな花の」という意味で、大きな花を咲かせる姿そのままですね。
主な花の種類
種類名 | 特徴 |
---|---|
ホソバタイサンボク | 一般的によく植えられるタイサンボクの変種。タイサンボクに比べ葉が細く花が大きい。 |
リトル・ジェム | 矮性の園芸種で、最大樹高は3~5m。若木のうちから花をつけ、四季咲き性が強い。 |
保存方法
タイプ | 花木 |
花持ち期間 | 3~4日 |
出回り時期 | 3~5月(苗) |
耐寒温度 | -15 ℃ |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 強い |
日照 | 日当たりの良い場所 |
耐雨性 | 強い |
土質 | 腐植質に富んだ土 |
利用方法 | 庭植え、切り花(葉) |
おわりに
豊かに茂る崇高な姿・豊かな香りで、遠くからでもすぐに見つけられるタイサンボク。白く大きな花も見事ですが、実は葉もそれに劣らず美しく、切り花として好んで使われています。
表面は艶やかな濃い緑・裏面は細かな毛がフェルトのように生えた金褐色の葉は、それだけでも綺麗なリースになるんですよ。
縁起の良い花言葉は、結婚祝いのギフトにもピッタリ。長い時大地にそびえつづけたマグノリアのおおらかさ、持続力にあやかってみてくださいね。