クジャクサボテンの主な花言葉は、下記のとおりです。
花の名前 | クジャクサボテン |
学名 | Epiphyllum spp. |
主な花言葉(日本) | 幸せをつかむ、あでやかな美人 |
主な花言葉(海外) | 称賛、明るさ |
誕生花 | 5月31日、7月4日、12月14日 |
開花期 | 5月〜6月 |
花名の由来は、花がクジャクの羽のように美しいためです。
以下では、花言葉(日本と海外)の詳細を色別・国別にまとめ、その由来と名言などをご紹介します。
クジャクサボテンの色別の花言葉
色 | 日本 | 海外(西洋など) |
---|---|---|
白 | 儚い恋、儚い美 | 称賛、忍耐、純粋 |
赤 | 陽気 | 愛、美 |
ピンク | あでやかな美人 | 女性らしさ、情熱 |
紫 | 一途な恋 | 名誉、価値 |
黄 | 幸せをつかむ | 幸せ、明るさ |
花言葉の由来(日本)
クジャクサボテンといえば、原産地でもあるメキシコの民族衣装を想像させる、赤や黄色の艶やかな花がよく知られています。その花のサイズはさまざまで、1輪で大人の掌よりも大きくなるものもあります。
またその大きな花びらの先端が内側に丸くなっているので、見ているこちらが吸い込まれるような錯覚も感じるようです。
ジャングルから届いた、未知のサボテン。心をつかまれてしまった人もきっと多くいたのでしょう。
「幸せをつかむ」の花言葉の由来は、ここから来ているのかもしれません。
花言葉のある名言(日本)
幸福は小鳥のようにうかまえておくがいい。できるだけそっと、ゆるやかに。小鳥は自分が自由だと思い込んでさえすれば、喜んでおまえの手の中にとどまっているだろう。
ーフリードリヒ・ヘッベル(詩人)
花言葉の由来(海外)
「称賛」の花言葉は、クジャクサボテンの育つ様子が由来となっているようです。
中米の生息地では、今でも野生のクジャクサボテンを岩の裂け目や、木の枝に見ることが出来ます。
しかし単に「育つ場所」を借りているだけで、寄生する木の栄養を奪い、害を与えているわけではないのです。
園芸用として人の手が加えられた種も、1年通して1回しかその姿を見せないものがほとんどです。その上、生長するまでに時間がかかります。ところが、楽しみにしていた艶やかな花を見ることができても、その寿命は、たった数日なのです。
そこから発せられる『美』は、「称賛」に価するほどの意味があるのでしょう。
花言葉のある名言 (海外)
人は批評してくれと言うが、称賛を欲しているだけである。
ーサマセット・モーム(小説家)
クジャクサボテンの基本データ
花の名前 | クジャクサボテン |
学名 | Epiphyllum spp. |
和名 | 孔雀仙人掌 |
英名 | Orchid cactus |
科 | サボテン科 |
属 | クジャクサボテン属 |
原産地 | メキシコ南部からアルゼンチン |
開花期 | 5月〜6月 |
草丈/樹高 | 50㎝~100㎝ |
和名の「孔雀」は、まさしく花の様子がクジャクの羽のように美しく、「仙人掌」は、サボテンを表しています。
学名の「Epiphyllum spp.」については、”epi”(上)、”phyllum”(葉)の意味で花が葉の上に咲くという意味です。実際は、葉のように思われている部分は水分を貯える茎にあたります。
主な花の種類
種類名 | 特徴 |
---|---|
京花火 | 濃いピンクと淡いピンクのグラデーションが美しい。 まるで花火のように華やかで美しいサボテン。 |
紫紅花孔雀 | 古くから日本でも育てられており、あでやかな濃いピンクの花を咲かす。 |
月下美人 | 英語名”A queen of night”(夜の女王)とも言われている。 咲く前から強い香りを放つ。白い花を夜に咲かせ、朝には、しぼんでしまう。 |
宵待孔雀 | 白く細長い花びらが特徴である。花が上向きに咲く。 |
保存方法
タイプ | 熱帯植物、多肉植物、多年草 |
花持ち期間 | 2日~3日 |
出回り時期 | 苗は、5月~6月、9月~10月 |
耐寒温度 | 3℃~5℃ |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 普通 |
日照 | 半日陰~日なた |
耐雨性 | 弱い |
土質 | 通気性と水はけの良い土、サボテン用の土 |
利用方法 | 鉢植え、ハンギング(小ぶり) |
おわりに
クジャクサボテンの花言葉と基本データの紹介でした。
クジャクサボテンの代表格といえば、世界中でもたくさんの伝説がある、白く上品な『月下美人』があります。その名の通り、月夜に天が遣わした使者からの贈り物のようです。
蘭のサボテンと呼ばれるように、冬の温度の管理が難しいようですが、茎は挿し木で増やせます。
まずは、一鉢から挑戦してみたいですね。