ケマンソウの花言葉と由来

ケマンソウの主な花言葉は、下記のとおりです。

花名は『唐草やレンゲの形をした仏具の華鬘（けまん）』が由来です。

以下では、花言葉（日本と海外）の詳細を色別・国別にまとめ、その由来と名言などをご紹介します。

ケマンソウの色別の花言葉

色	日本	海外（西洋など）
ピンク	恋心、失恋	ロマンチックな愛
白	あなたについていく	純粋

「恋心」は、愛らしい花の形が由来です。ハート形の花から、胸をときめかせる少女の心臓の鼓動が聞こえるようですね。

また、「失恋」の花言葉は、ケマンソウが時間がたつと花の下の方から割れてきて、外側にめくれてしまうことが由来です。花の様子が壊れた恋心を連想させたのではないでしょうか。

白の「あなたについていく」の花言葉。小さい花がたくさん並んで咲く様子が、一列に並んだ人のように見えることが由来です。

恋心ってやつは、叱りつけて追い出すことは出来ない。

ーウィリアム・シェイクスピア（劇作家）

「ロマンチックな愛」の花言葉は、ハートを思わせる花の形が由来です。たくさん並んだハートが、何度も愛の告白をする様子に見えたのでしょうか。

白の「純粋」の花言葉は、欧米では白い色は優しさと無垢の象徴と言われていることが由来です。無垢で純粋な人の姿を連想させるのではないでしょうか。

純粋な数学とは、論理的思考が織りなす“詩”である。

ーアルベルト・アインシュタイン（論理物理学者）

「華鬘草（ケマンソウ）」は、仏具の「華鬘」に形が似ていることが由来です。

「華鬘」とは、元は生花で作られたもので、僧侶の装身具として使われていました。これがだんだんと木や皮、金属で作られるようになり、仏堂を飾る仏具に変化したと言われています。

「鯛釣り草（たいつりそう）」の名前は、一本の細長い茎に、ハート形をしたかわいい花が一列に10～15個ほど釣り下がる様子からつけられました。

学名の「Dicentra」は、ギリシャ語の「dis（2つの）」と「kenton（拍車）」に由来します。花の形が、2つの拍車に見えたのでしょうか。

英名の「bleedeng heart」は「血を流す心臓」と言う意味です。ハート形の下に水滴が垂れているような花の形が、出血している心臓や短剣で刺された心臓に見えたと言われています。

種類名	特徴
アルバ	白花。イギリスの庭園で種をまいて育てたものの中から現れた。
ゴールド・ハート	鮮やかな黄色の葉が楽しめる。色は次第にあせ、普通のものより少し薄い程度になっていく。
ディケントラ・マクランサ	高さ60〜150cm、花は乳白色から淡黄色で長さ5〜7cmにもなり、3〜10輪まとめてつく。中国南西部原産。