シンビジウムの主な花言葉は、下記のとおりです。
| 花の名前 | シンビジウム |
| 学名 | Cymbidium spp. |
| 主な花言葉(日本) | 飾らない心、素朴、高貴な美人、華やかな恋 |
| 主な花言葉(海外) | 壮麗、華やかな恋 |
| 誕生花 | 1月14日、1月17日、11月7日、12月18日 |
| 開花期 | 12月〜5月 |
花名は『ギリシア語のcymbe(舟)とeidos(形)を語源とした』ことが由来です。
以下では、花言葉(日本と海外)の詳細を色別・国別にまとめ、その由来と名言などをご紹介します。
シンビジウムの色別の花言葉
| 色 | 日本 | 海外(西洋など) |
|---|---|---|
| 黄 | 誠実な愛情、飾らない心 | 高貴な美人 |
| ピンク | 素朴 | 深層の麗人 |
| 赤 | 飾らない心 | 華やかな恋、熱心 |
| 白 | 深窓の麗人 | 壮麗 |
花言葉の由来(日本)
シンビジウムは、お店の開店祝いなどでよく見ますよね。皆さんも1度は見たことがあるのではないでしょうか。
この花は、同じラン科の植物であるカトレアやデンドロビウムなどに比べて、落ち着いた色合いのものが多いのです。
花言葉である「飾らない心」は、そんな色合いの特徴からきた言葉です。
花言葉のある名言(日本)
何一つこの世で当てになるものはない、人間の利己主義はどれほどに気をつかって表面を飾ってみてもいつも本心が洩れてくる。
ーシャルル・ボードレール(詩人)
花言葉の由来(海外)
シンビジウムは、日本では控えめな花言葉が多くつけられているのに対し、海外では「壮麗」や「華やかな恋」といった言葉がつけられていますね。
これは、1本の茎に複数の鮮やかな花が咲く花のつき方や、大ぶりな花びらがついている花姿などからつけられたものであるといわれています。
確かに、このお花がひとつあるだけでその空間が華やかになりますよね。
花言葉のある名言(海外)
花ならば満開の花で、まことに華やかな青春時代の頂上だと思うのです。
ー与謝野晶子(作家)
シンビジウムの基本データ

| 花の名前 | シンビジウム |
| 学名 | Cymbidium spp. |
| 和名 | シンビジウム |
| 英名 | Cymbidium |
| 科 | ラン科 |
| 属 | シュンラン属 |
| 原産地 | 東南アジア |
| 開花期 | 12月〜5月 |
| 草丈/樹高 | 30~80cm |
和名、学名となっているシンビジウム(Cymbidium)には、ギリシャ語の舟(cymbe)と形(eidos)からきています。
これには諸説あり、「蕾が船に似ているから」や「唇弁が」地面に残る船の跡に似ているから」、「ずい柱が舟のようだから」など色々な要素から船に連想されていました。
主な花の種類
| 種類名 | 特徴 |
|---|---|
| エンザンスプリング‘イン・ザ・ムード’ | 上品なピンクの栽培しやすい中〜大輪花。 |
| ラブリームーン‘クレッセント’ | 明るい黄色弁、赤リップの中〜大輪花。花立ちのよい品種。 |
| サラジーン‘アイスキャスケード’ | 下垂性シンビジウムの代表ともいえる品種。 可憐な白花を咲かせる花つきのよい品種。 |
| シンビジウム・トラシヤナム | 大輪で強い香りをもつ原種。栽培しやすく花立ちもよい。 |
| 和蘭 | これまでのシンビジウムと、日本に昔からある東洋ランとの交配で作出された新しいタイプのシンビジウム。 |
保存方法
| タイプ | 多年草 |
| 花持ち期間 | 14~30日程度 |
| 出回り時期 | 周年 |
| 耐寒温度 | 0℃ |
| 耐寒性 | 強い |
| 耐暑性 | 強い |
| 日照 | 日当たりがよく、より長く日光が当たる場所(強い日ざしは避ける) |
| 耐雨性 | 普通 |
| 土質 | ミックスコンポスト(バーク、軽石などを混合したもの)やバーク単体 根が腐りやすいので、土系の材料は使わない |
| 利用方法 | 鉢植え |
おわりに
シンビジウムの花言葉にまつわる由来や意味と、基本データについての紹介でした。
同じラン科には胡蝶蘭など、育てるのが難しいイメージを持っている人がおおいかと思われます。
しかし、このシンビジウムは初心者の方でも比較的育てやすい品種でもあるので、ラン科のお花を育成する第一歩として育ててみてはいかがでしょうか。


