デルフィニウムの主な花言葉は、下記のとおりです。
花の名前 | デルフィニウム |
学名 | Delphinium |
主な花言葉(日本) | 高貴、清明、あなたは幸福をふりまく |
主な花言葉(海外) | 目標の為の努力、新しい機会、新しい感情 |
誕生花 | 5月20日、6月6日 |
開花期 | 5月〜6月 |
花名は『ギリシャ語でイルカを意味するdelphisが語源になっていて、つぼみの形がイルカに見える』ことが由来です。
以下では、花言葉(日本と海外)の詳細を色別・国別にまとめ、その由来と名言などをご紹介します。
デルフィニウムの色別の花言葉
色 | 日本 | 海外(西洋など) |
---|---|---|
青 | 澄んだ瞳、壮大な心 | 尊厳、優雅さ、若さ |
ピンク | 移り気、気まぐれ | 尊厳、優雅さ、誕生を祝う |
白 | 可憐な瞳 | 若さ、リニューアル |
紫 | 高貴 | 王族、美しさ |
花言葉の由来(日本)
元々は宿根草であるデルフィニウムですが、日本の気候では暑すぎて夏にほぼ枯れてしまうことから、一年草とされています。
燕やイルカにも見えると言われていますが、「高貴」「清明」と付けられたのも、その涼しげで美しい見た目からきているようです。
「あなたは幸福をふりまく」という花言葉も、真っすぐな茎からいくつも分枝して花を咲かせる姿が、幸せを振りまいているように見えることから付けられています。
花言葉のある名言(日本)
改革が必要であればあるだけ、それを成就するための「人格」が必要になる。
今日すぐに始めたまえ、勇気、実在、自尊、明確、高貴を目ざして君自身を鍛えることを、君自身の「人格」を固め広めるまでは休んではならぬ。
ーウォルト・ホイットマン(詩人)
花言葉の由来(海外)
ヨーロッパや米国の様々な所で栽培されていて、伝統的な染料としても利用されています。
また、サソリに刺された傷を保護するためにも利用されていて、勇気や幸運といった意味合いもあったようです。
誰かを応援するために染料として利用されたことから、「目標の為の努力」などの前向きな花言葉がつけられたのでしょうね。
花言葉のある名言(海外)
相手の自己評価を傷つけ、自己嫌悪におちいらせるようなことを言ったりする権利は、誰にもないのです。
大切なことは、相手をどう思うかではなく、相手が自分自身のことを、どう思っているかなのです。
相手の人間としての尊厳を傷つけることは、犯罪だということをわきまえておきましょう。
ーサン・テグジュペリ(作家)
デルフィニウムの基本データ
花の名前 | デルフィニウム |
学名 | Delphinium |
和名 | 大飛燕草(おおひえんそう) |
英名 | Larkspur |
科 | キンポウゲ科 |
属 | デルフィニウム属 |
原産地 | ヨーロッパ |
開花期 | 5月〜6月 |
草丈/樹高 | 20cm~150cm |
和名の大飛燕草(おおひえんそう)は、花の形が燕(つばめ)が飛んでいるように見えることからきています。
学名のDelphiniumは、ギリシャ語でイルカを意味するdelphisが語源になっていて、つぼみの形がイルカに見える事が由来です。
主な花の種類
種類名 | 特徴 |
---|---|
「オーロラ」シリーズ | エラータム系の品種で、八重咲きの花と長い花穂が特徴。 比較的育てやすい品種なので、初心者にもオススメ。 |
「キャンドル」シリーズ | エラータム系の品種で、八重咲きの花と長い花穂が特徴。 開花期がばらつきやすいので、一斉に咲かせるのは難しい。 |
「パシフィック・ジャイアント」シリーズ | エラータム系の品種で、八重咲きの花と40cm~50cmほどある長い花穂が特徴。 紫や白など様々な花色を楽むことができる。 |
「マジック・フォンテンズ」シリーズ | エラータム系の品種で、八重咲きの花の咲く間隔の密度が高く、40cm~50cmほどある長い花穂が特徴。 紫やピンク、白などの花色がある。 |
「ミストラル」シリーズ | シネンセ系の品種で、分枝した茎から間隔をあけたように青い花を咲かせる。 切り花などでは、他の花の邪魔をしないため扱いやすい。 |
ベラドンナ・グループ | 青紫や白などの花色がある一重咲きの品種。 いくつも分枝した茎から、密になりつつも涼しげに花を咲かせる。 |
保存方法
タイプ | 一年草、宿根草 |
花持ち期間 | 普通 |
出回り時期 | 周年 |
耐寒温度 | 土が凍りつかない程度 |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 弱い |
日照 | 通気性がよく、日当たりのよい場所 |
耐雨性 | 普通 |
土質 | 通気性がよく、水捌けのよい土 |
利用方法 | 鉢植え、花壇 |
おわりに
デルフィニウムの花言葉にまつわる由来や意味と、基本データについての紹介でした。
花言葉の意味合い通り、結婚式のブーケとしても利用されていて、燕にもたとえられることから縁起の良い花ですね。
海外では傷の保護に利用されていたとされていますが、人体に有毒な成分が含まれています。食べるとお腹を下したり、最悪の場合は死に至るとされているので、絶対に口に入れてはいけません。