ポーチュラカの主な花言葉は、下記のとおりです。
花の名前 | ポーチュラカ |
学名 | Portulaca oleracea |
主な花言葉(日本) | いつも元気、無邪気 |
主な花言葉(海外) | ー |
誕生花 | 7月16日、9月29日 |
開花期 | 5月〜10月 |
花名は『ラテン語の入口』が由来です。
以下では、花言葉(日本と海外)の詳細を色別・国別にまとめ、その由来と名言などをご紹介します。
ポーチュラカの色別の花言葉
色 | 日本 | 海外(西洋など) |
---|---|---|
赤 | いつも元気 | ー |
ピンク | いつも元気 | ー |
紫 | 無邪気 | ー |
オレンジ | 自然を愛する | ー |
黄 | 自然を愛する | ー |
白 | 可憐 | ー |
花言葉の由来(日本)
欧米ではポーチュラカは雑草または野菜として扱われているため、花言葉はありません。
赤、ピンク、紫の「いつも元気」「無邪気」の花言葉は、暑い夏でも生き生きと花を咲かせる姿が由来です。子供たちが元気に外で遊んでいる様子を連想したのでしょうか。
オレンジ、黄の「自然を愛する」の花言葉は、生命力の強さや食用としても用いられることが由来です。
白の「可憐」の花言葉は小さくかわいらしい花が由来です。草丈が低く、小さな花をたくさん咲かせるポーチュラカを可憐な少女に見立てたのでしょう。
花言葉のある名言(日本)
この世の中で、無邪気な娘の言葉ほど、綺麗で楽しいものはないねえ。
ー太宰治(小説家)
ポーチュラカの基本データ
花の名前 | ポーチュラカ |
学名 | Portulaca oleracea |
和名 | 花滑りひゆ(ハナスベリヒユ) |
英名 | purslane |
科 | スベリヒユ科 |
属 | スベリヒユ属(ポーチュラカ属) |
原産地 | 南米 |
開花期 | 5月〜10月 |
草丈/樹高 | 10~70cm |
学名にもなっている「ポーチュラカ(Portulaca)」は、ラテン語で「porta(入口)」が由来です。ポーチュラカは花のあと実の上半分が取れて、口が開いたように見えることからつけられました。
また、ポーチュラカは茎や葉を傷つけると乳液のような液体を出すことから、ラテン語で「porto(持ち運ぶ)」と「lac(乳)」から名前がつけられた説もあります。
学名の「oleracea」はラテン語で野菜またはハーブの意味があります。現在でも食用として利用している国や地域があります。
和名の「花滑りひゆ(ハナスベリヒユ)」は、雑草のスベリヒユ(滑莧)に似ていることが由来です。スベリヒユよりも花が大きいので、ハナスベリヒユと名づけられました。
スベリヒユの「スベリ」は踏むとぬめりのある汁が出てすべる意味があります。また「ヒユ」は「雛(ひな)」と同じように小さいとか幼いの意味です。
英名の「purslane」は、学名が変化したものです。ラテン語から古いフランス語「porcelaine」に変化し、英語で「purslane」になりました。
主な花の種類
種類名 | 特徴 |
---|---|
ポーチュラカ・フェリーチェ | イタリアで作られた品種。日本では2014年頃から栽培される。大ぶりの花びらにしま模様が入る。フェリーチェはイタリア語で「幸せ」の意味。 |
八重咲きポーチュラカ | 珍しい八重咲のポーチュラカ。ボリュームがあり、人気の品種。 |
ポーチュラカ・マジカルキューティー | 緑の葉の周りに、太いピンクの斑が入る。乾燥した場所で育てると斑の色が濃くなる。 |
保存方法
タイプ | 一年草、多年草 |
花持ち期間 | 1日 |
出回り時期 | 5月〜10月 |
耐寒温度 | 5度 |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 強い |
日照 | 屋外の日当りの良い場所 |
耐雨性 | 弱い |
土質 | 水はけが良い土を好む |
利用方法 | 花壇、鉢植、ハンギング類 |
おわりに
ポーチュラカの花言葉にまつわる由来や意味と、基本データについての紹介でした。
日本には1980年代にドイツから入ってきた、比較的新しい植物です。1990年の大阪万博で人気が出て、育てやすさや色数の豊富さから、あっという間に広がりました。
本来は多年草ですが、冬の寒さに弱く日本では一年草として扱われている植物です。部屋の温度を10度以上に保てば冬越しさせることができます。
朝開いて午後にはしぼんでしまう一日花ですが、次々と新しい花が咲き長い期間花を楽しめます。色数が多いので、いくつかの色を寄せ植えにするのもおすすめです。
いくつか違った意味の花言葉がありますので、贈りたい花言葉をカードに添えてプレゼントしてはいかがでしょうか。