アスクレピアス(トウワタ)の花言葉と由来

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アスクレピアス(トウワタ)の主な花言葉は、下記のとおりです。

花の名前アスクレピアス(トウワタ)
学名Asclepias curassavica
主な花言葉(日本)健康な体、心変わり
主な花言葉(海外)悲しげな思い出
誕生花7月18日、9月11日
開花期4月〜9月

花名は『ギリシャの医神アスクレピオス』が由来です。

以下では、花言葉(日本と海外)の詳細を色別・国別にまとめ、その由来と名言などをご紹介します。

アスクレピアス(トウワタ)の色別の花言葉

日本海外(西洋など)
健康な体悲しげな思い出
オレンジ心変わり、移り気悲惨な希望
私を行かせて不実な恋

花言葉の由来(日本)

赤の「健康な体」の花言葉は、ギリシャ神話の医学と癒しの神アスクレピオスが由来です。アスクレピオスは死人をも生き返らせた名医だったと言われ、健康を祈る気持ちが込められたのでしょう。

オレンジの「心変わり」「移り気」の花言葉は、アスクレピアス(トウワタ)に毒があることが由来です。かわいらしい花を咲かせる姿と裏腹に、茎や葉には毒があり、移り気な女性を連想させたのだと言われています。

黄の「私を行かせて」は、種が綿毛になり、ふわふわと飛んで行ってしまうことが由来です。

花言葉のある名言(日本)

薬を10錠飲むよりも、心から笑った方がずっと効果がある。

ーアンネ・フランク(「アンネの日記」の著者)

花言葉の由来(海外)

赤、オレンジの「悲しげな思い出」「悲惨な希望」は、ギリシャ神話の医術の神アスクレピオスが由来です。あまりに強力な癒しの力をもっていたため、ゼウスに稲妻で倒されてしまったことから、すこし悲しい花言葉がついたようです。

黄の「不実な恋」は、海外では黄色に裏切りのイメージがあることが由来です。また、葉や茎に毒があることも理由の一つではないでしょうか。

花言葉のある名言(海外)

努力する人は希望を語り、怠ける人は不満を語る。

ー井上靖(作家)

アスクレピアス(トウワタ)の基本データ

花の名前アスクレピアス(トウワタ)
学名Asclepias curassavica
和名唐綿(トウワタ)
英名Milkweed
キョウチクトウ科(ガガイモ科)
トウワタ属
原産地南北アメリカ、熱帯アフリカ、アジア
開花期4月〜9月
草丈/樹高30~200cm

花の名前にもなっている学名の「Asclepias」は、ギリシャ神話の医術の神「Aesculapius(アスクレピオス)」が由来です。アスクレピアス(トウワタ)が薬に使われたため、医術の神の名前が付けられました。

和名の「唐綿(トウワタ)」は、花が終わると、綿毛を付けた種ができることが由来です。「唐(一般に外国の意)から来た、綿を付ける植物」の意味があります。

英名の「Milkweed」は、茎を傷つけると白い汁が分泌されることが由来です。英和辞典では「白い乳液を出す植物」と訳されています。

主な花の種類

種類名特徴
アスクレピアス・クラサヴィカメキシコおよび南アメリカ原産。多年草だが耐寒性は低く、日本では一般的に一年草として扱っている。切り花として人気がある。黄花品種。草丈は70〜100cm。
アスクレピアス・ツベロサ北アメリカ原産。耐寒性が高く、冬越しが可能。切り花として人気がある。赤い花弁に黄色い副花冠。草丈は70〜100cm。

保存方法

タイプ多年草、一年草
花持ち期間10日
出回り時期4月~9月
耐寒温度-5度
耐寒性やや弱い
耐暑性強い
日照屋外の日当たりの良い場所から半日陰
耐雨性普通
土質水はけが良い土を好む
利用方法花壇、鉢植

おわりに

アスクレピアス(トウワタ)の花言葉にまつわる由来や意味と、基本データについての紹介でした。

かわいらしい花を咲かせますが、葉や茎を傷つけると出る白い汁には毒があります。切り花や剪定のときには手袋をはめるなど、注意して扱ったほうがいいでしょう。

余談ですが、北アメリカを大移動することで知られる蝶のオオカバマダラの幼虫が、アスクレピアス(トウワタ)の葉を食べて育ちます。毒を体内に入れて外敵から身を守るのだそうです。

アスクレピアス(トウワタ)は本来多年草ですが、寒さに弱く、日本では一年草として扱われます。冬に暖かい日当たりのいい部屋に置くと、枯れずに次の年も花を楽しむことができます。

越冬させなくても、花が咲いた後の種を取っておけば、次の春に種をまき、花を咲かせることができます。育てやすい植物ですので初心者にもおすすめです。

茎がまっすぐ伸びるので、切り花としても人気。伝えたい花言葉を書いたカードを添えてプレゼントしてはいかがでしょうか。

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