ボダイジュの花言葉と由来

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ボダイジュの主な花言葉は、下記のとおりです。

花の名前ボダイジュ
学名Tilia miqueliana
主な花言葉(日本)夫婦愛、結婚
主な花言葉(海外)夫婦愛
誕生花7月9日、7月30日、8月23日
開花期6月〜7月

花名は『この木の下で菩薩が悟りを開いたとされている』ことが由来です。

以下では、花言葉(日本と海外)の詳細を色別・国別にまとめ、その由来と名言などをご紹介します。

ボダイジュの色別の花言葉

日本海外(西洋など)
夫婦愛、結婚夫婦愛

花言葉の由来(日本)

日本を含め、仏教が伝わった国ではボダイジュはとても神聖な木として扱われ、多くのお寺などに植えられています。

そのため、なにか重要な儀式をするときはこの木の下で行われることが多く、結婚もその中の一つです。

この木の葉がこすれる音はインドでは神話の神様が奏でる神聖なものとして扱われ、その教えは中国を介して日本にも伝えられました。

この木の下で「結婚」をし、神様に「夫婦愛」を誓ったのです。

花言葉のある名言(日本)

恋は人を盲目にするが、結婚は視力を戻してくれる。

ーゲオルグ・クリストフ・リヒテンベルグ(科学者)

花言葉の由来(海外)

不思議なことに、ギリシア神話でもこの木にまつわる夫婦愛を伝える話があるのです。

ギリシア神話の神の王ゼウスに仕えたフィレモンとバウキスという夫婦は、死によって離れ離れになることを恐れました。

そしてフィレモンはカシの木に、バウキスはボダイジュになることで永久に共に一緒に生きることにした、というものです。

このことから海外での花言葉も「夫婦愛」というのがポピュラーに使われています。

花言葉のある名言(海外)

夫婦愛というものは、この世で一番強いもので、肉親の愛よりも、尊いものに違いない。

ー太宰治(作家)

ボダイジュの基本データ

花の名前ボダイジュ
学名Tilia miqueliana
和名ボダイジュ
英名Linden
アオイ科
シナノキ属
原産地中国
開花期6月〜7月
草丈/樹高10m~30m

学名はラテン語の翼の意味を持つ単語とオランダの分類学者の名前に由来を持ちます。

花名の由来は前述の通りですが、実は、実際に悟りを開いたときにそばにあった木は別の木です。

釈迦が悟りを開いたボダイジュはインドのクワ科に属する別の木で、インドボダイジュと呼ばれます。

仏教の僧侶が中国を訪れた際、お寺に植えられていたインドボダイジュによく似た葉をつける木(ボダイジュ)をインドボダイジュと思い、日本に持ち帰った後に「これはボダイジュ」と間違った情報を伝えたことがありました。

主な花の種類

種類名特徴
ボダイジュ中国原産の小高木。日本各地の寺社に植えられ、初夏のころに淡い黄色の花を咲かせる。
オオバボダイジュ日本の北海道を中心にみられる高木。実が他の品種より大きいのが特徴。数珠をつくる際に多く利用される。
セイヨウボダイジュヨーロッパを中心に分布する。工芸品の材料はもちろん、コモンライムの名前でハーブとしても利用されるなど多種多様な使い方ができる。シューベルトの「リンデンバウム」はこの木を示す。

保存方法

タイプ高木
花持ち期間
出回り時期通年
耐寒温度
耐寒性強い
耐暑性強い
日照日向
耐雨性普通
土質選ばない
利用方法庭園

おわりに

ボダイジュの花言葉にまつわる由来や意味と、基本データの紹介でした。

仏教では三大聖樹として扱われるインドボダイジュに似たボダイジュ。

まるで早口言葉の様ですが、こうした勘違いは仏教にまつわる木にはもう一つあります。

興味のある方は、どんな木なのか調べてみてくださいね!

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