カーネーションの主な花言葉は、下記のとおりです。
花の名前 | カーネーション |
学名 | Dianthus caryophyllus |
主な花言葉(日本) | 無垢で深い愛 |
主な花言葉(海外) | 魅惑、魅力、愛情、卓越、名声 |
誕生花 | 1月11日(ピンク)、5月12日(赤)、5月15日(ピンク)、6月15日、11月20日(赤) |
開花期 | 4月~6月、10月~11月 |
花名は諸説あり、ラテン語の「肉(carn)の色の花」という説や、ウィリアム・シェイクスピア時代に、「冠飾り(caronation flower)に使用されていたことが転じたから」という説があります。
以下では、花言葉(日本と海外)の詳細を色別・国別にまとめ、その由来と名言などをご紹介します。
カーネーションの色別の花言葉
色 | 日本 | 海外(西洋など) |
---|---|---|
赤 | 母への愛 | 敬愛、感嘆、深い愛、あなたに会いたくてたまらない |
白 | 純粋な愛、私の愛は生きています | 純潔、純粋な愛、かわいくて愛らしい |
ピンク | 女性の愛、熱愛、美しいしぐさ | 女性の愛、母の愛、あなたを決して忘れない |
黄 | 軽蔑 | 拒絶、拒否、軽蔑、あなたに失望しました |
紫 | 誇り、気品 | 気まぐれなこと、変わりやすい |
青 | 永遠の幸福 | 幸福 |
花言葉の由来(日本)
日本では、母へ贈るカーネーションは「母への愛」を伝える”赤”が定番です。
母が健在の場合は赤いカーネーション、母がなくなっている場合は白いカーネーションを贈ることが、一般的とされていました。
母の「永遠の幸福」を願い、青いカーネーションを贈る人や、受け取る人が喜ぶ色を選ぶという人もいます。愛はさまざまですね。
花言葉のある名言(日本)
愛とは、大きな愛情をもって小さなことをすることです。
ーマザー・テレサ(カトリック教会の聖人)
花言葉の由来(海外)
「母の日」は、アメリカのアンナ・ジャーヴィスが、亡き母が好きだった白いカーネーションを供えたことが起源です。
白いカーネーションの花言葉は「純真な愛」。母を想う大切さが込められた白いカーネーションは、母の日のシンボルとなりました。
1914年に“母の日”は、5月の第2日曜日と定められて、アメリカの記念日となっています。
花言葉のある名言(海外)
良心の自由ほど魅惑的なものはないけれど、またこれほど苦しいものはないのだ。
ーフョードル・ドストエフスキー(小説家、思想家)
カーネーションの基本データ
花の名前 | カーネーション |
学名 | Dianthus caryophyllus |
和名 | オランダナデシコ、ジャコウナデシコ、オランダセキチク |
英名 | carnation |
科 | ナデシコ科 |
属 | ナデシコ属 |
原産地 | 南ヨーロッパ、西アジアの地中海沿岸 |
開花期 | 4月~6月、10月~11月 |
草丈/樹高 | 10㎝~30㎝ |
和名のオランダセキチクやオランダナデシコは、オランダから伝わったことが由来です。1935年(昭和10年)頃まで「オランダ石竹(セキチク)」や「石竹」と呼ばれていました。
学名の「Dianthus(ダイアンサス)」は、Dios(ギリシャ神話の神、ジュピター)と anthos(花)が語源で、”ジュピターの花”の意味。
「caryophyllus」は、丁子に似たという意味です。
主な花の種類
種類名 | 特徴 |
---|---|
スタンダードタイプ | 1本の茎に対して、1輪の花が咲くのが特徴。花のサイズは大きく、花びらにもボリュームがある。 |
スプレー咲き | 1本の茎が枝分かれした先に、複数の花が咲くのが特徴。花は小ぶりである。 |
剣弁咲き | ギザギザした花びらの形状が特徴である。 |
極剣弁咲き | 花びらが細く、先端部分がギザギザしているのが特徴である。スター咲きとも呼ばれている。 |
丸弁咲き | 花びらにギザギザがない、またはとても少ないのが特徴である。 |
ひと重咲き | ナデシコとよく似た形状で、全体的に小ぶりである。花びらがひと重、もしくは半八重咲きになっている。 |
保存方法
タイプ | 多年草 |
花持ち期間 | 7~10日 |
出回り時期 | 周年(主に4~6月) |
耐寒温度 | 15℃~25℃ |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 強い |
日照 | 日当たりがよく、乾燥した気候を好む |
耐雨性 | 弱い |
土質 | 水はけが良い土を好む |
利用方法 | 切り花、鉢植え、花壇 |
おわりに
カーネーションは古くから世界で愛されてきた花で、バラやチューリップと並んで愛好されています。
品種は豊富で、ハウス栽培で周年供給されています。多彩なアレンジを楽しめるのも魅力ですね。