オミナエシの花言葉と由来

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オミナエシの主な花言葉は、下記のとおりです。

花の名前オミナエシ
学名Patrinia scabiosifolia
主な花言葉(日本)美人、はかない恋、親切、優しさ
主な花言葉(海外)優しさ、親切、美人
誕生花8月16日、9月5日、10月6日
開花期8月〜10月

花名は『花の美しさが圧倒的である』ことが由来です。ヘシは圧しの意味があります。

以下では、花言葉(日本と海外)の詳細を色別・国別にまとめ、その由来と名言などをご紹介します。

オミナエシの色別の花言葉

日本海外(西洋など)
黄色美人、はかない恋、親切、優しさ優しさ、親切、美人

花言葉の由来(日本)

「美人」「はかない恋」は咲いている姿からつけられました。細くてすっと伸びた茎に小さな花を咲かせる様子は、スタイルのよい美人を想像させます。さびしげに秋風にゆれる繊細で女性的な花姿に、心が動かされるようですね。

「はかない恋」は、風にゆれている花姿が、寂しく悲しそうにみえることからつけられました。

オミナエシは万葉集にもよくでてきます。奈良時代末期から「美人」の例えとして用いられ、当時の人々の理想的な女性像を表現する言葉の一つが「親切」だといわれていることから花言葉になったのでしょう。

「約束を守る」は「おみなめし」という能の演目が由来であると言われています。

花言葉のある名言(日本)

黄金というものは、不美人を美人に染めあげる。

ーボアロー(詩人・批評家)

花言葉の由来(海外)

日本では古くからオミナエシは「敗醤」と呼ばれていました。花を室内にさしておくと醤油が腐敗したにおいがすることからです。

最近は「敗醤」は別の植物の漢名であるとされ、漢名は「黄花竜牙」となっています。花言葉は日本と同じ「優しさ」「親切」「美人」です。

由来ははっきりしないので想像になりますが、日本以外でも同じ花言葉が使われているのは、オミナエシの持つ花姿から想像されたからではないでしょうか?

すらっとした外観、黄色い可愛らしい花を咲かせる花姿をみて「美人」とイメージしたのかもしれませんね。

花言葉のある名言(海外)

人間が一人でもおれば、必ず親切にしてやる機会がある。

ーセネカ(政治家・哲学者・詩人)

オミナエシの基本データ

花の名前オミナエシ
学名Patrinia scabiosifolia
和名女郎花
英名Yellow patrinia、Golden lace
オミナエシ科
オミナエシ属
原産地日本、中国、東シベリア
開花期7月〜10月
草丈/樹高60cm~100cm

和名の「女郎花」は、小さな黄色い花が粟粒に似ていることからつけられました。粟飯(あわめし)の別名、女飯(おみなえし)が変化したと言われています。

学名のPatriniaは、フランス人の鉱物・博物学者ユージーン・ルイス・メルヒオール・パトリンにちなんでいます。 scabiosifoliaは、ラテン語「マツムシソウscabiosaのような葉をもつ」を意味します。

主な花の種類

種類名特徴
ハマオミナエシ本州と北海道に分布している。
海岸に咲き、高さは30cm~40cmになる。
黄色い小さい花をたくさん咲かせる。
オトコエシ日当たりのよい山野にごく普通に咲く。
花は乳白色であるが、オミナエシと性質は変わらない。
花期は8月~10月。
キンレイカ関東以西の大西洋側と九州の山地に生える。
開花期は夏で、多数の黄色花を開く。
コキンレイカハクサンオミナエシともいう。
近畿地方以北の本州に分布。
高山の岩場に自生する。
花期は7月~8月で、黄色の小花を咲かせる。

保存方法

タイプ多年草
花持ち期間5日~7日程度
出回り時期6月~10月
耐寒温度20℃前後
耐寒性強い
耐暑性強い
日照日当たりのよい場所
耐雨性普通
土質水はけのよい土
利用方法切花、庭植え、鉢植え

おわりに

オミナエシのもつ黄色一色ではなく、他の花と組み合わせてアレンジして花束にするといいかもしれません。オミナエシは秋の七草の一つでもありますので、秋を象徴するような花との相性がいいでしょう。

同じく七草であるススキと組み合わせれば、季節感がでるのではないでしょうか。

育てやすい花ではあるものの、独特なにおいを持っているので、プレゼントするときは使い過ぎに注意しましょう。

香りで敬遠される方もいるかもしれませんが、黄色の花が気持ちまで明るくしてくれることは確かです。工夫して上手につきあうことができればいいですね。

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