ギボウシの花言葉と由来

ギボウシの主な花言葉は、下記のとおりです。

花名は、花の蕾が橋の欄干の擬宝珠（ぎぼうしゅ）に似ていることが由来です。ぎぼうしゅがなまってギボウシになったという説もあります。

以下では、花言葉（日本と海外）の詳細を色別・国別にまとめ、その由来と名言などをご紹介します。

ギボウシの色別の花言葉

色	日本	海外（西洋など）
紫	冷静、沈静、落ちつき	献身

ギボウシの花言葉は「冷静」「沈静」「落ち着き」です。ギボウシは白い花も咲かせますが、花言葉のイメージは紫に軍配があがるようです。

紫色というと「上品」「エキゾチック」「優雅」などのいった気高い雰囲気がありますね。

ギボウシはやわらい雰囲気の、しかも明るい紫色の花が咲きます。どぎつい紫色ではなく、淡い紫だと花の伝える雰囲気も変わってきます。

その控えめな色の印象が、花言葉の由来となりました。

一つの冷静な判断は、性急な千の会議にまさる。

ーウッドロウ・ウィルソン（政治家、政治学者）

ギボウシの花言葉の一つに「献身」があります。

西洋では日陰になってしまう花壇には欠かせない園芸種として扱われており、「日陰の庭の女王」という呼び名がつけられました。

「日陰の身」という花言葉も、自分の身は隠しても誰かのために尽くしたいとイメージがあるのかもしれません。

一人の献身がすべての者に力と勇気とを与える。

ーヴィクトル・ユーゴー（小説家、政治家）

和名の「擬宝珠」（ぎぼし）は、日本武道館のてっぺんについている大きな玉ねぎのような建築物です。ギボウシの可愛らしい蕾に似ていることからつけられました。

学名の「Hosta」は、オーストラリアの医者「Thomas Host」さんの名前に由来しています。

種類名	特徴
ブルーエンジェル	葉が青みを帯びている。草丈は1m近くになる。
キンセイ	斑入りの葉色が美しい品種。
コバギボウシ	30cm～50cmほどに生長する小型品種。
ハルシオン	濃いブルーグレーの白粉を帯びた葉をした品種。葉の長さは20cm前後。
レンゲキボウシ	日本各地で栽培されている。小ぶりで苞（ほう）が開かないのが特徴。