キランソウの主な花言葉は、下記のとおりです。
花の名前 | キランソウ |
学名 | Ajuga decumbens |
主な花言葉(日本) | あなたを待っています、追憶の日々、健康をあなたに |
主な花言葉(海外) | 元気な心、愛らしい |
誕生花 | 3月11日、5月24日 |
開花期 | 3月〜5月 |
花名は『葉の光沢や密生して花が咲く姿が「金襴(きらん)」という織物の切れ端に見える』ことが由来です。
以下では、花言葉(日本と海外)の詳細を色別・国別にまとめ、その由来と名言などをご紹介します。
キランソウの色別の花言葉
色 | 日本 | 海外(西洋など) |
---|---|---|
紫 | あなたを待っています、追憶の日々、健康をあなたに | 元気な心、愛らしい |
花言葉の由来(日本)
キランソウは地面に這うようにして咲く野草です。その姿は、まるで何かに耐えているようにも見えます。
花びらが両手を広げて迎え入れているようにも見えることから、「あなたを待っています」「追憶の日々」といった花言葉が生まれました。
また、もう1つの花言葉である「健康をあなたに」は、キランソウに薬としての効能があることが由来です。
花言葉のある名言(日本)
待ってもむだなことがある
待ってもだめなこともある
待ってむなしきことばかり
それでもわたしは じっと待つ
ー相田みつを(詩人)
花言葉の由来(海外)
キランソウの海外の花言葉は、「元気な心」「愛らしい」です。日本の花言葉とは、ちょっと視点が違いますね。
キランソウの咲かせる小ぶりで可愛らしい花の姿から、上記の花言葉に繋がったのかもしれません。
どちらにしても相手を思いやるものですから、プレゼントとして贈って失敗する心配はないと思います。
花言葉のある名言(海外)
もし愛されたいなら、愛し、愛らしくいよう。
ーベンジャミン・フランクリン(政治家、著述家、物理学者、気象学者)
キランソウの基本データ
花の名前 | キランソウ |
学名 | Ajuga decumbens |
和名 | キランソウ |
英名 | Creeping bugleweed |
科 | シソ科 |
属 | キランソウ属 |
原産地 | 日本、中国、朝鮮半島 |
開花期 | 3月〜5月 |
草丈/樹高 | 2cm~20cm |
和名の「キランソウ」は、花が草むらに広がって咲いている姿や、光沢がありつややかな葉っぱが織物の「金襴(きらん)」の切れ端のように見えることからついたと言われています。
また、別名として「地獄の釜の蓋」とも呼ばれています。これは、キランソウが墓地によく見られること、葉っぱが密集して丸く見えることが由来です。
学名の「Ajuga decumbens(アジュガ・デカムベンス)」は、「Ajuga」がキランソウ属のことを意味し、「decumbens」は「傾いた」を意味しています。
主な花の種類
種類名 | 特徴 |
---|---|
ヒメキランソウ | 九州に分布し、海岸近くの岩場に生えている。 寒さに弱く、あたたかい地域に生息する。 |
ジュウニキランソウ | キランソウとジュウニヒトエの雑種。 両者の特徴をそれぞれもっており、葉や花びらはキランソウに近い形をしている。 |
シマカコソウ | 小笠原諸島にのみ生息している。 台風などにより、絶滅危惧種に指定されている。 |
キランニシキゴロモ | ツクバキンモンソウとキランソウの雑種。 両者がそれぞれ生息している地域に生えている。 |
ヒイラギソウ | 通常のキランソウに比べて花冠の筒部がとても長い。 葉が柊のような形をしていることから「ヒイラギソウ」という名がついた。 |
保存方法
タイプ | 多年草 |
花持ち期間 | 1週間 |
出回り時期 | 3月~4月 |
耐寒温度 | -8℃ |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 普通 |
日照 | 屋外の日当たりの良い場所から明るい半日陰 |
耐雨性 | 普通 |
土質 | 水はけが良く、肥沃な土を好む |
利用方法 | 花壇、薬 |
おわりに
キランソウの花言葉や由来と、基本データを紹介しました。
野草ではありますが、薬としての効能もあり可愛らしくもある魅力的な花です。
日本でよく見られる品種なので、道を歩くときに探してみても良いかもしれませんね。