ラベンダーの主な花言葉は、下記のとおりです。
花の名前 | ラベンダー |
学名 | Lavandula angustifolia |
主な花言葉(日本) | 沈黙、期待、清潔、不信感、疑惑 |
主な花言葉(海外) | 献身的な愛、沈黙、静寂、疑惑 |
誕生花 | 7月5日、7月10日、12月3日 |
開花期 | 5月~7月 |
花名はラテン語の「lavare(洗う)」を語源とし、ローマ人が入浴の際にラベンダーをお湯の中に入れるのを好んだことにちなんでいます。
以下では、花言葉(日本と海外)の詳細を色別・国別にまとめ、その由来と名言などをご紹介します。
ラベンダーの色別の花言葉
色 | 日本 | 海外(西洋など) |
---|---|---|
紫・青 | 沈黙 | 沈黙、静寂 |
白 | 期待、清潔 | 献身的な愛 |
ピンク | 不信感、疑惑 | 疑惑 |
花言葉の由来(日本)
香りが強く紫やピンクなどの色が美しい花を咲かせるラベンダーの花言葉は「沈黙」や「期待」、「清潔」や「不信感」となっています。
ラベンダーは精神安定の効果があると言われているため「沈黙」という花言葉が付いたそうです。
(「期待」や「清潔」もラベンダーの抗菌や殺菌作用に由来しています)
「不信感」というネガティブな花言葉もありますが、これは不思議なくらいいい香りを放つことからきています。
ラベンダーを贈る場合は、花言葉の意味を考慮して贈った方がいいかもしれませんね。
花言葉のある名言(日本)
世間恐るべきは猛獣毒蛇にあらず
壮士暴客にあらず
ただ勉強家と沈黙家と謙遜家とのみ
ー正岡子規(俳人・歌人)
花言葉の由来(海外)
ハーブの女王とも呼ばれるラベンダーの花言葉は「devotion(献身的な愛)」や「silence(沈黙、静寂)」、「distrust(疑惑)」となっています。日本のものと同様で、ラベンダーの性質に由来しているそうです。
そんなラベンダーはヨーロッパではかつて、悪魔祓いなど身を守るためによく使われていたそです。
これはラベンダーが、「ヘカテー」という魔女と魔術を司る女神に捧げられた花だったことに由来しています。
現代でも強い香りを放つラベンダーはリラクゼーション効果の強いハーブとして人気の品種ですよね。
花ではなく、ラベンダーのオイルやティーなどをプレゼントとして贈るのもいいのかもしれません。
花言葉のある名言(海外)
男が女のように献身的になったら、すぐに女はつけ上がって、わがままになる。
ージョン・チャートン・コリンズ(イギリスの文芸評論家・作家・教育家)
ラベンダーの基本データ
花の名前 | ラベンダー |
学名 | Lavandula angustifolia |
和名 | 薫衣草(クンイソウ) |
英名 | Lavender |
科 | シソ科 |
属 | ラベンダー属 |
原産地 | 地中海沿岸 |
開花期 | 5月~7月 |
草丈/樹高 | 20cm~130cm |
和名は「薫衣草」といいます。薫りを衣のようにまとっているラベンダーに最適な和名ですね。
また学名の「Lavandula(ラバンジュラ)」は、ラテン語の「lavare(洗う)」を語源としています。これはローマ人が入浴の際にラベンダーをお湯のなかに入れるのを好んだことにちなみます。
主な花の種類
種類名 | 特徴 |
---|---|
イングリッシュラベンダー(コモンラベンダー) | 南フランス・プロバンス地方原産。 高温多湿に弱く、寒さに強い。 鮮やかな紫色の花と芳香が特徴。 |
ラバンディン | 原種のスパイクラベンダーとイングリッシュラベンダーの交配種。 比較的耐暑性に富み、寒さにも強く栽培しやすい。 |
フレンチラベンダー | ウサギの耳のような苞のある花穂がかわいらしい。 耐暑性に富み、夏越ししやすい。 耐寒性はやや弱いが、暖地でも枯死するようなことは少なく、栽培しやすい。 |
デンタータラベンダー | スペインのバレアレス諸島、アフリカ北部原産。 葉の縁に細い切れ込みが入る、四季咲き性の品種。 香りはやや弱い。 「フリンジラベンダー」とも呼ばれる。 |
ピナータラベンダー | カナリア諸島、マデイラ諸島原産。 耐暑性に富むが、耐寒性は弱い。 花穂は3つに枝分かれし、秋から初夏まで開花する。 「レースラベンダー」と呼ばれることもある。 |
保存方法
タイプ | 低木 |
花持ち期間 | 2~3日程度 |
出回り時期 | 6月~7月(最盛期は6月) |
耐寒温度 | 5℃ |
耐寒性 | 普通(品種による) |
耐暑性 | 普通(品種による) |
日照 | 日当たりのいいところ |
耐雨性 | やや弱い |
土質 | 水はけの良い土を好む |
利用方法 | 花壇、鉢植え、切り花 |
おわりに
ラベンダーの花言葉にまつわる由来や意味と、基本データについての紹介でした。
ラベンダーは品種によりますが、北海道や東北など寒い地域では育てやすいです。逆に、高温多湿の暖地では少し育てづらいかもしれません。
しかし品種によっては栽培することも可能なので、自分で育ててみるのもオススメです。
またラベンダーを蒸気で蒸すとオイルを取り出すこともできるので、自分で作ったオイルでリラックスタイムを充実させてもいいかもしれませんね。