ムラサキツユクサの主な花言葉は、下記のとおりです。
| 花の名前 | ムラサキツユクサ | 
| 学名 | Tradescantia ohiensis | 
| 主な花言葉(日本) | 尊敬しているが恋愛ではない、ひとときの幸せ | 
| 主な花言葉(海外) | 尊敬しているが恋愛ではない | 
| 誕生花 | 6月15日、6月23日 | 
| 開花期 | 5月~10月 | 
花名は『紫色の花を咲かせるツユクサ』が由来です。
以下では、花言葉(日本と海外)の詳細を色別・国別にまとめ、その由来と名言などをご紹介します。
ムラサキツユクサの色別の花言葉
| 色 | 日本 | 海外(西洋など) | 
|---|---|---|
| 紫 | 尊敬しているが恋愛ではない、ひとときの幸せ | 尊敬しているが恋愛ではない | 
| ピンク | 束の間 | 瞬間的な幸福 | 
| 白 | 短命 | 瞬間的な幸福 | 
花言葉の由来(日本)
紫の「尊敬しているが恋愛ではない」の花言葉は、ムラサキツユクサが聖母マリアの服と同じ色の花を咲かせることが由来です。
紫やピンク、白の「ひとときの幸せ」「束の間」「短命」の花言葉は、ムラサキツユクサの花が朝咲いて午後には閉じてしまうことが由来です。
花言葉のある名言(日本)
あなたの時間は限られている。だから、他人の人生を生きることで無駄にするな。
ースティーブ・ジョブズ(アップル社の共同設立者)
花言葉の由来(海外)
紫の「尊敬しているが恋愛ではない」の花言葉は、聖母マリアの衣服と同じ色の花を咲かせることが由来。聖母マリアに対しての愛は、どんなに愛していても尊敬であって恋愛にはならないとの考えがあるためです。
またピンクや白の「瞬間的な幸福」の花言葉は、ムラサキツユクサの花が朝開いて午後にはしぼんでしまうことが由来です。
花言葉のある名言(海外)
相手を尊敬することができぬなら恋は起こりえない。
ーフリードリヒ・フォン・シラー(詩人)
ムラサキツユクサの基本データ
| 花の名前 | ムラサキツユクサ | 
| 学名 | Tradescantia ohiensis | 
| 和名 | ホタルグサ(蛍草)、インクバナ(インク花) | 
| 英名 | spiderwort | 
| 科 | ツユクサ科 | 
| 属 | ムラサキツユクサ属 | 
| 原産地 | 北アメリカ | 
| 開花期 | 5月~10月 | 
| 草丈/樹高 | 30~80cm | 
「ムラサキツユクサ」は日本に自生するツユクサの花が青いのに対し、紫の花を咲かせることが由来です。ツユクサは朝花開き、午後には閉じてしまう様子を朝露のはかなさに例えて名づけられました。
学名の「Tradescantia」は、イギリスの庭師で植物採集家の「ジョン・トラデスカント(John Tradescant)」氏の功績をたたえて付けられました。
学名の「ohiensis」は「オハイオの」の意味。実際の原産地がオハイオ州かどうかは不明だそうです。
和名の「ホタルグサ(蛍草)」は、ムラサキツユクサが自生している場所にホタルがよく見られたことが由来となっています。
また、和名の「インクバナ(インク花)」は、鮮やかな青紫の花色がインクの色ををイメージさせたことが由来です。子供のころムラサキツユクサの花から、青い色の色素をしぼって遊んだ人もいるのではないでしょうか。
英名の「spiderwort」は、「蜘蛛の草」の意味です。ムラサキツユクサの花の中央に長く伸びるおしべが蜘蛛の脚のように見えることから名づけられました。
主な花の種類
| 種類名 | 特徴 | 
|---|---|
| リトルドール | 改良品種。草丈40~50㎝ほど。花はピンクで多花性。 | 
| ケルレア・プレナ | バージニアナ種の珍しい八重咲き。オオムラサキツユクサの改良品種。花は青紫色。 | 
| オスプレイ | 白に薄青のグラデーションが入る、涼しげな花を咲かせる。草丈30~80㎝ほど。名前は婦人帽用の羽飾りの意味。葉が黄色味を帯びる品種もある。 | 
保存方法
| タイプ | 多年草 | 
| 花持ち期間 | 1日 | 
| 出回り時期 | 3~4月 | 
| 耐寒温度 | -10度 | 
| 耐寒性 | 強い | 
| 耐暑性 | 強い | 
| 日照 | 日向から半日陰 | 
| 耐雨性 | 普通 | 
| 土質 | 水はけのよい土を好む | 
| 利用方法 | 鉢植、花壇 | 
おわりに
ムラサキツユクサの花言葉にまつわる由来や意味と、基本データについての紹介でした。
ムラサキツユクサは明治初年にアメリカから渡来し、観賞用として栽培されていました。こぼれ種で野生化したものを道端に見かけます。
花は朝に咲き、午後には閉じてしまいます。短命な花ですが、たくさんの花を次々と咲かせて長期間楽しむことができる植物です。多年草で寒さに強いので、あまり世話をしなくても毎年花を咲かせます。
花言葉には少し微妙な意味がありますので、プレゼントするときには注意が必要です。

 
  
  
  
  