サンザシの花言葉と由来

記事内に広告が含まれています。

サンザシの主な花言葉は、下記のとおりです。

花の名前サンザシ
学名Crataegus cuneata
主な花言葉(日本)希望、ただ一つの恋、慎重、成功を待つ
主な花言葉(海外)
誕生花5月13日
開花期4月〜6月

花名は『山査(さんざ)の実に味が似ている』ことが由来です。

以下では、花言葉(日本と海外)の詳細を色別・国別にまとめ、その由来と名言などをご紹介します。

サンザシの色別の花言葉

日本海外(西洋など)
ただ一つの恋、慎重、成功を待つ
ピンク希望

花言葉の由来(日本)

サンザシは中国原産であり、西洋の花言葉はないのですが、花言葉は海外から由来するのが多いですね。

例えば「ただ一つの恋」。亡くなった恋人へささげた詩が由来です。スコットランドの詩人、ロバート・バーンズの詩「ハイランドのメリィ」の中に満開のサンザシの花が登場します。

「慎重」の花言葉は、サンザシの枝に鋭いとげが生えていることが由来です。痛い思いをしないよう、触るときには慎重に……といった意味ではないでしょうか。

「成功を待つ」の花言葉は、船の名前が由来。アメリカに移住するイギリス人の乗った船「メイフラワー号」は、魔よけの力があると言われるサンザシ(メイフラワー)を船の名前にして、航海の安全を祈りました。

ピンク(白も含む)の花言葉「希望」は、サンザシが5月に咲くことが由来です。

花言葉のある名言(日本)

人間が復讐心から解放されること、これがわたしにとって最高の希望への橋

ーフリードリヒ・ニーチェ(哲学者)

サンザシの基本データ

花の名前サンザシ
学名Crataegus cuneata
和名サンザシ(山査子、山樝子)
英名Mayflower、Hawthorn
バラ科
サンザシ属
原産地中国
開花期4月〜6月
草丈/樹高1~3m

和名にもなっている花の名前「サンザシ」は、クサボケの赤い実「サンザ(山査)」に、実の味が似ていることが由来です。

学名の「Crataegus」は、ギリシャ語の「kratos(力、強さ)」と「agein(持つ、運ぶ)」が由来です。サンザシの木材が堅いからだと言われています。

学名の「cuneata」は、ラテン語の「cuneata(くさび形)」の意味です。ギリシャ語で「とがった、槍」を意味する言葉が由来とされています。サンザシの枝に鋭いとげがあるためでしょう。

主にアメリカを中心に使われている英名の「Hawthorn(ホーソーン)」。古い英語で、「haw」は垣根、「thorn」はとげを意味することからこの名前がつきました。

イギリスを中心に使われる「Mayflower(メイフラワー)」は、サンザシが5月に花を咲かせることが由来です。

主な花の種類

種類名特徴
セイヨウサンザシヨーロッパ原産。花は小輪一重で、白色。果実は赤色だが、サンザシに比べて果実は小さく、成長も遅い。
アカバナヤエサンザシセイヨウサンザシの園芸品種。八重の赤い花を数多く咲かせる。結実しない。
クリムゾン・クラウド濃紅赤色で中心がクリーム色のかわいらしい花を多数咲かせる。葉の濃い緑色と花との対比が鮮やか。株は横に広がり、生育旺盛で育てやすい。

保存方法

タイプ低木
花持ち期間5日
出回り時期4月~6月
耐寒温度-10度
耐寒性強い
耐暑性強い
日照日当たりがよく風通しの良い場所を好む
耐雨性強い
土質水はけの良い土壌を好む
利用方法庭木・花木

おわりに

サンザシの花言葉にまつわる由来や意味と、基本データについての紹介でした。

サンザシは花のほかに、実を果実酒やジャムとして食用にもでき、一粒で二度おいしいお得な植物です。枝にとげが生えていますので、手袋などをはめて扱うことをおすすめします。

キリストが十字架にかけられるときに頭にかぶせられたイバラの冠。実はセイヨウサンザシが使われていたそうです。そのため、西洋では古くから神聖な植物とされていました。

日本では実を胃腸薬として使い、近年までは花を楽しむことは無かったそうで……現在では盆栽や庭木として、人気が出てきています。

丈夫で育てやすく、初心者にもおすすめですよ!

タイトルとURLをコピーしました