シャクヤクの花言葉と由来

シャクヤクの主な花言葉は、下記のとおりです。

花名は『姿がしなやかで優しいさまを意味する「綽約（しゃくやく）」』が由来です。

以下では、花言葉（日本と海外）の詳細を色別・国別にまとめ、その由来と名言などをご紹介します。

シャクヤクの色別の花言葉

皆さんは「白」といえばどんなイメージが思い浮かびますか？

白色はどんな色にも染まるといわれており、慎ましく控えめな印象を与えてくれます。そのことから花嫁の理想の姿とされており、ウェディングでも白色の花が使用されていますよね。

ここから「幸せな結婚」や「謙虚」という花言葉がつけられたといわれています。

真真の勇気が試されるのは逆境のときではない。幸福な時どれだけ謙虚でいられるかで試される。

ーヴィクトール・フランクル（医師）

シャクヤクの花言葉の1つでもある「はにかみ」や「恥じらい」ですが、その由来には諸説あります。

有力なのはイギリスの民謡。はにかみ屋の妖精がシャクヤクの後ろに隠れたら、花も一緒に赤らんだという逸話があり、そこから「はにかみ」の花言葉が生まれました。

また、夕方には花を閉じてしまうという特徴から、恥ずかしがりやと捉え「恥じらい」としたという説もあります。

教養の真のあらわれは、その人の「はにかみ」である。

ー亀井勝一郎（評論家）

花の名前	シャクヤク
学名	Paeonia lactiflora
和名	芍薬
英名	Chinese peony, Common garden peony
科	ボタン科
属	ボタン属
原産地	中国、モンゴル
開花期	5月〜6月
草丈/樹高	60～120cm

和名の芍薬は、「芍」は鮮やかなという意味があります。昔、芍薬は薬として使用されていたことから、「鮮やかな薬草」という意味で芍薬と名付けられたとされています。

学名の「Paeonia（パエオーニア）」はパイエオンというギリシャ神話に出てくる医療の神が由来。ギリシャ神話の出産をつかさどる女神レトが、出産時にシャクヤクを使用し痛みを和らげたことからつけられました。

種類名	特徴
ソルベ	ピンクの間に黄色が入り、3段に色分けしたように咲く。重ねが多く盛り上がるようなボリューム感がある。
ボール・オブ・ビューティー	すっきりした金しべ咲きの中輪桃花種で、中心部がクリーム色。花立ちがよい品種。
アバランチ	白色で中心部はクリーム色。弁先に赤い縁取りが入る。
コーラル・チャーム	オレンジ色がかったパステル調のな花色。半八重咲き。
プリマ・ベラ	外弁が白で中心部が黄色の王冠のような花形。
サラ・ベルナール	濃桃色の手まり咲き。古い品種だが強健でつくりやすい。
楊貴妃	淡黄色の千重咲き。中国から導入された古い品種。