シクラメンの花言葉と由来

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シクラメンの主な花言葉は、下記のとおりです。

花の名前シクラメン
学名Cyclamen persicum 
主な花言葉(日本)遠慮、内気、はにかみ
主な花言葉(海外)はにかみ(shyness)、遠慮がちな期待(timid hope)
誕生花1月14日、12月7日
開花期10月〜3月

花名はギリシャ語で「輪(circle)」を意味する「kyklos」という言葉が由来です。

以下では、花言葉(日本と海外)の詳細を色別・国別にまとめ、その由来と名言などをご紹介します。

シクラメンの色別の花言葉

日本海外(西洋など)
嫉妬愛情
清純誠実
ピンク内気、はにかみはにかみ
想いが響きあう、絆不信、別れ、失われた愛

花言葉の由来(日本)

シクラメンの日本での花言葉は「遠慮、内気、はにかみ」といったどれも控えめなもの。

これはシクラメンの咲く様子がまるでうつむいているようにも、礼儀正しくこうべを垂れているようにも見えることが由来と言われています。

また、シクラメンが下向きに咲いているのは、雨によって花粉が流れてしまうのを防ぐため。

シクラメンの和名は篝火花(かがりびばな)といいますが、これはそり返った花びらが篝火に似ていることが由来です。

赤いシクラメンの花がまるで真っ赤に燃え盛る嫉妬の炎のようだということから、赤のシクラメンの花言葉は「嫉妬」とつけられました。

花言葉のある名言(日本)

芸術の世界では、自由は、己の決意次第だ。今すぐ、誰に遠慮することもなく、なにものにも束縛されずに発揮できる。

ー岡本太郎(芸術家)

花言葉の由来(海外)

暖色系はポジティブ、寒色系はネガティブな花言葉となっています。植物の毒性によるものが大きいそう。

その昔、イスラエルのソロモン王が王冠を作らせようと、国中の冠職人を呼び寄せました。冠職人たちは我こそは王の冠を作るのにふさわしいと、黄金や宝石をふんだんに使って豪華な冠を次々と献上します。

しかし、どれもこれも似たり寄ったり。

そんなある日、ふとソロモン王が岩場の陰に目をやると、そこにはピンク色のシクラメンが恥ずかしそうにうつむいて咲いていたのです。

はにかみながら控えめに挨拶し、「もしよろしければ私の姿形を使ってください」と提案するシクラメン。すっかり心を奪われたソロモン王は、その花の形を模した王冠を作らせた……

この逸話から「はにかみ」「遠慮がちな期待」という花言葉がつけられました。

花言葉のある名言(海外)

教養の真のあらわれは、その人の「はにかみ」にある。

ー亀井勝一郎(評論家)

シクラメンの基本データ

花の名前シクラメン
学名Cyclamen persicum
和名篝火花(かがりびばな)
英名Cyclamen
サクラソウ科
シクラメン属
原産地地中海地方
開花期10月〜3月
草丈/樹高10cm~70cm

和名の「篝火花」は、そり返った花びらがまるで燃え上がる篝火のように見えることからつけられました。

学名の「Cyclamen」はギリシャ語で「輪(circle)」を意味する「kyklos」という言葉が語源で、シクラメンの球根の丸い見た目が由来となっています。「persicum」は「ペルシャの」という意味のラテン語です。

主な花の種類

種類名特徴
ビクトリア花びらの縁がフリルのようになっている。
フリンジ咲きの代表品種。
パピヨン濃いピンクの花で縁が白い。
丸みを帯びた花が蝶のように見える。
フェアリーバンビ八重咲きのシクラメン。
花もちがとても良い。
ピアス花の色が変化する珍しいシクラメン。
最初は白で、だんだんピンク色になる。

保存方法

タイプ多年草
花持ち期間5〜7日程度
出回り時期10月~5月(最盛期は11~12月)
耐寒温度5℃
耐寒性弱い
耐暑性弱い
日照強すぎない日光を好む
耐雨性普通
土質水はけの良い土
利用方法鉢植え、花壇

おわりに

シクラメンの花言葉にまつわる由来や意味と、基本データについての紹介でした。

花が少なく寂しくなりがちな冬の花壇をたくさんの花で明るく彩ってくれるシクラメン。冬を代表する花と言えるのではないでしょうか。

寒い冬でもシクラメンの鉢植えを部屋に飾れば、気持ちもぱっと明るくなりそうですね!

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