ツキミソウの主な花言葉は、下記のとおりです。
花の名前 | ツキミソウ |
学名 | Oenothera tetraptera |
主な花言葉(日本) | 無言の愛情、打ち明けられない恋、移り気、うつろな愛 |
主な花言葉(海外) | 無言の献身、心変わり、移り気、不実 |
誕生花 | 6月19日、6月21日、8月30日 |
開花期 | 6月~9月 |
花名は、月が現れる夜の時間帯に花を咲かせることが由来です。
以下では、花言葉(日本と海外)の詳細を色別・国別にまとめ、その由来と名言などをご紹介します。
ツキミソウの色別の花言葉
色 | 日本 | 海外(西洋など) |
---|---|---|
ピンク | 硬く結ばれた愛 | 自由な心 |
白 | 無言の愛情 | 無言の献身 |
黄 | 美人 | 美人 |
花言葉の由来(日本)
月が出ている夜の間に花を咲かせるツキミソウ。朝になるとしぼんでしまうため、命は1日限りです。
夜にひっそりと咲くことから「無言の愛情」や「打ち明けられない恋」という切ない花言葉が付いたとされています。
また、開花してからしばらくすると花の色が変色してしまうため、「移り気」という花言葉も付いたようです。
花言葉のある名言(日本)
祈る場合には、心のこもっていない言葉を並べるよりも、無言で心をこめたほうがずっとよい。
ージョン・バニヤン(聖職者・キリスト教作家)
花言葉の由来(海外)
海外でもツキミソウの性質は日本と同じで、夜の間に花を咲かせます。朝になると花はしぼみ、花びらの色も変わってしまいます。
そういった様子から「心変わり」や「移り気」、「不実」という不安定な花言葉が付いたそうです。
そんなツキミソウですが、17世紀頃ヨーロッパでは、薬草として使われ、一時は「王様の万能薬」とまで言われていました。
現在でも海外では、観賞用としてではなく、食材やハーブとして栽培されることが多いそうです。
花言葉のある名言(海外)
手の届かないものにまだ達しないからといって、人生の幸福を失ったように思いこむのは不実なことです。
我々の心が幸福に対して持つ能力は、計り知れないものだからです。
ーテオドール・シュトルム(作家・法律家)
ツキミソウの基本データ
花の名前 | ツキミソウ |
学名 | Oenothera tetraptera |
和名 | 月見草 |
英名 | Evening primrose |
科 | アカバナ科 |
属 | マツヨイグサ属 |
原産地 | メキシコ |
開花期 | 6月~9月 |
草丈/樹高 | 20cm~60cm |
和名は夜にひっそり、月の出ている間にだけ咲かせることから「月見草」という名づけられました。
また学名の「oenothera」は、ギリシャ語の「oinos(ブドウ酒)」と「ther(野獣)」が語源となっていると言われています。ツキミソウの根っこがブドウ酒のような香りを放ち、それを野獣が好んだことに由来しているそうです。
主な花の種類
種類名 | 特徴 |
---|---|
ヒルザキツキミソウ | 日当たりが良く、岩の多い乾きやすいサバンナや草原に生える品種。 ピンク色や白色の花を昼間に咲かせる。 |
コウゲショウ | 日当たりの良い荒れ地や原野に生える品種。 直径1cm程度のピンク色の花を昼間に咲かせる。 |
ヒナマツヨイグサ | 砂地の原野や森林の開けた場所に生える品種。 直径1cm程度の黄色い花を昼間に咲かせる。 |
マツヨイグサ | 日本各地で帰化している品種。 直径5cm~6cm程度の黄色い花を夜に咲かせる。 |
保存方法
タイプ | 一年草、多年草 |
花持ち期間 | 1日 |
出回り時期 | 6月~9月 |
耐寒温度 | 5℃ |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 強い |
日照 | 日当たりのいいところ |
耐雨性 | 普通 |
土質 | 水はけが良い土を好む |
利用方法 | 花壇、鉢植え、切り花 |
おわりに
ツキミソウの花言葉にまつわる由来や意味と、基本データについての紹介でした。
海外では、ハーブや食材として用いられることが多いというのには驚きですね。
日本ではあまり聞いたことがないですが、チャレンジしてみてもいいかもしれません。
また告白の際などに、花言葉とともに相手に渡すのもオシャレで素敵ですね。