チューリップの花言葉と由来

チューリップの主な花言葉は、下記のとおりです。

花の名前	チューリップ
学名	Tulipa spp.
主な花言葉（日本）	思いやり
主な花言葉（海外）	理想の恋人、名声
誕生花	1月1日（白）、1月7日（白）、1月31日（赤）、3月6日（赤）、3月8日（白）、3月13日（黄）、3月20日（黄）、3月22日、4月8日（白）、5月17日（黄）
開花期	3月～5月

花名は、ペルシャ古語で「Tulipan（頭巾）」を意味し、チューリップの花の姿と頭に巻くターバンが似ていることに由来しています。

以下では、花言葉（日本と海外）の詳細を色別・国別にまとめ、その由来と名言などをご紹介します。

チューリップの色別の花言葉

春になると色とりどりに咲くチューリップは、日本で人気の高い品種の一つじゃないでしょうか。カラフルなチューリップを見ると、春の訪れを感じますよね。

そんなチューリップの全体的な花言葉は「思いやり」。色ごとにもそれぞれの花言葉を持っています。

とくに「愛」に関連する花言葉が多いですが、同じ文字でも微妙に意味の違う内容です。たとえば白色の花言葉は「失われた愛」、黄色の花言葉は「望みのない恋」となっています。

プレゼントする場合は、色に少し気を付けた方がいいかもしれませんね。

思いやりとは情熱の休息だ。

ージュベール（哲学者・随筆家）

一方、海外でのチューリップ全体の花言葉は「理想の恋人」や「名声」となっています。

これらの花言葉の由来は、オランダのチューリップの物語だと言われています。

王冠、剣、黄金を持ち寄った3人の騎士がある少女に結婚を申し込みましたが、少女は誰か1人を選ぶことができず、花の女神フローラに自分の姿をチューリップに変えてくれるように頼みました。

その願いをフローラは受け入れ、彼女はチューリップになったのですが、そのチューリップは、まるで3人の騎士が持ち寄った王冠（花）、剣（葉っぱ）、黄金（球根）を表しているようでした。

なんだか悲しい物語ですが、みんなを表現する少女の姿から、そのような花言葉が付いたとされています。

名声は、さまざまな食器皿に盛られる気まぐれな食物だ。

ーエミリー・ディキンソン（女性詩人）

学名・英名ともに、ペルシャ古語で「Tulipan（頭巾）」を意味し、チューリップの花の姿と頭に巻くターバンが似ていることに由来しています。

種類名	特徴
トライアンフ	4月下旬に咲く。覆輪の花が多いのが特徴。
ダーウィンハイブリッド	4月中下旬に咲く。花も葉っぱも大形で、丈は50cm～70cm。
ユリ咲き	4月下旬から5月上旬に咲く。ユリに似た花が特徴。
パーロット咲き	4月下旬から5月上旬に咲く。花びらの縁に深い切れ込みが入るのが特徴。
チューリップ・トルケスタニカ	1本の茎から数輪の花を咲かせるのが特徴。クリーム色の花びら、中心は黄色の花を咲かせる。

タイプ	多年草
花持ち期間	5日程度
出回り時期	3月～5月
耐寒温度	‐10℃
耐寒性	強い
耐暑性	普通（休眠期間）
日照	日当たりのいいところ
耐雨性	普通
土質	水はけが良く、通気性が良く、かつ適度な保水性のある土を好む
利用方法	花壇、鉢植え、切り花