リンドウの主な花言葉は、下記のとおりです。
花の名前 | リンドウ |
学名 | Gentiana scabra |
主な花言葉(日本) | 悲しんでいるあなたを愛する、正義、誠実 |
主な花言葉(海外) | 悲しんでいるあなたを愛する、愛らしい、固有の価値 |
誕生花 | 8月31日、9月16日、10月20日 |
開花期 | 9月〜11月 |
花名は『竜胆(りゅうたん)と名付けられたものが訛っていった』ことが由来です。
以下では、花言葉(日本と海外)の詳細を色別・国別にまとめ、その由来と名言などをご紹介します。
リンドウの色別の花言葉
色 | 日本 | 海外(西洋など) |
---|---|---|
青 | 悲しんでいるあなたを愛する | 悲しんでいるあなたを愛する |
紫 | 勝利、正義 | 固有の価値 |
白 | 誠実 | 愛らしい |
黄 | あなたの悲しみに寄り添う | あなたの悲しみに寄り添う |
花言葉の由来(日本)
リンドウは紫の小ぶりな花がちょこんと咲いている姿がなんとも可愛らしくて、思わずにっこりと笑顔になってしまうような姿です。
リンドウには根っこの部分に胃液の分泌を促進する成分が含まれていて、薬としても使われているのですが、とても苦い…という一面も持っています。まさに、良薬は口に苦しということわざを体現している植物です。
花言葉の「勝利」や「正義」にはこの薬効からとって付けられました。この薬の効果で病に打ち勝つぞ!といった思いが込められた花言葉なんですよ。
花言葉のある名言(日本)
熱狂は、つねに、また必然的に、熱狂せざる者に打ち勝つ。勝利を収めるものは、腕力でもなく、有能な武器でもなく、心情の力である。
ーヨハン・ゴットリープ・フィヒテ(哲学者)
花言葉の由来(海外)
自生しているリンドウは、1株ずつ離れたところで花を咲かせることが多い、という性質をもっています。
悲しみを思い起こさせる色である青いリンドウが、1つぽつんと悲しげに佇んでいる姿を見て、花言葉である「悲しんでいるあなたを愛する」がつけられました。
ちなみに、日本にも同じ言葉が付けられているのですが、海外から日本に入って来た言葉です。なんだか素敵な言葉ですね。
花言葉のある名言(海外)
悲しいときには悲しめ。のべつ君のこころの見張りをするな。君の大事な命に関わることもあるまい。
ーエーリッヒ・ケストナー(詩人)
リンドウの基本データ
花の名前 | リンドウ |
学名 | Gentiana scabra |
和名 | 竜胆(リンドウ) |
英名 | Gentian |
科 | リンドウ科 |
属 | リンドウ属 |
原産地 | 日本、中国、朝鮮半島、シベリア |
開花期 | 9月〜11月 |
草丈/樹高 | 30~50cm |
花名の由来は諸説あり、リンドウの草の根っこが胆汁のようにとても苦かったことから、中国での最上級を表す「竜」の字を用いて「竜胆(りゅうたん)」と名付けられたものが訛っていき、今の「リンドウ」になったと言われています。
属名の学名であるGentiana(ゲンティアナ)は、リンドウに薬効があると発見した古代ギリシャ・ローマ時代の王ゲンティウスにちなんでいると言われています。
主な花の種類
種類名 | 特徴 |
---|---|
エゾリンドウ | 北海道から近畿地方の湿った草原に見られる大型種。 |
エゾオヤマリンドウ | エゾリンドウの変種で、北海道と東北地方の山地や高山草原に見られる。 |
オヤマリンドウ | 関東地方から四国に見られ、山地の草原や高山の岩場などに生える。 |
アサマリンドウ | 近畿地方や四国の山林に見られる特異種。 |
保存方法
タイプ | 多年草 |
花持ち期間 | 5~10日程度 |
出回り時期 | 9月〜11月 |
耐寒温度 | 5℃ |
耐寒性 | 普通 |
耐暑性 | 普通 |
日照 | 春~梅雨明け…暖かい日ざしのある環境 梅雨明け~夏…葉焼けしやすい為、寒冷紗などで50%の遮光をするか、明るい日陰に置く 秋………………彼岸ごろからは再び日ざしの下で管理 冬………………強い凍結を好まない為、棚下などで静かに冬越しさせる。 |
耐雨性 | 普通 |
土質 | 水もちと水はけがよく、栄養分の豊かなもの |
利用方法 | 鉢植え |
おわりに
リンドウの花言葉にまつわる由来や意味と、基本データについての紹介でした。
リンドウは、最近では敬老の日に孫から祖父母に送る花としての定番になってきているようなんです。
”根付く→寝付く→寝たきり”の連想をさせる鉢植えのものを贈らないように気を付けて、大切なおじいちゃん・おばあちゃんにプレゼントしてみてくださいね。