エリカの花言葉と由来

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エリカの主な花言葉は、下記のとおりです。

花の名前エリカ
学名Erica
主な花言葉(日本)博愛、孤独、寂しさ
主な花言葉(海外)孤独
誕生花8月5日・9月17日(エリカ全体)、2月10日(スズランエリカ)、2月15日・11月25日(ジャノメエリカ)、12月14日・12月23日・12月26日(エリカ・クリスマスパレード)
開花期夏の時期以外(種によって異なる)

花名の由来は、諸説ありますが『枝でほうきを作っていたことで、ほうきを意味するラテン語の「eric(エリック)」から名付けられた』ことだと言われています。

以下では、花言葉(日本と海外)の詳細を色別・国別にまとめ、その由来と名言などをご紹介します。

エリカの色別の花言葉

日本海外(西洋など)
赤・黄色・オレンジ孤独・寂しさ孤独
幸福幸福な愛
静寂、閑静閑静
ピンク博愛博愛

花言葉の由来(日本)

日本の花言葉は「博愛」「孤独」「寂しさ」です。海外から輸入された際に、荒野に咲いているイメージとともに花言葉も一緒に入ってきています。

花のイメージは華やかでも、種類によって違いがありますが、全体的にマイナスイメージの花です。良いイメージの花言葉もあるので、プレゼントにするときは意味を考えて贈りましょう。

花言葉のある名言(日本)

自分が孤独だと感じたことのない人は、人を愛せない。

ー瀬戸内寂聴(小説家・天台宗の尼僧)

花言葉の由来(海外)

英語の花言葉は「solitude(孤独)」です。荒野の吹き荒れる風の中のエリカが、孤独で寂し気に咲いている姿からつけられました。小説などで荒野の象徴として描かれている理由でもあります。

荒野で生活する人々は、ヒースの枝でほうきや籠、ロープなどを作って使用しています。

古代人によって、ヒースの花を使ったヒースエール(またはヒースビール)が作られており、寒さでブドウが栽培できないため、ワインの代用品として広まりました。

ここから派生して、愛に関する花言葉もつけられたのです。

花言葉のある名言(海外)

誰一人知る人もない人ごみの中をかき分けていくときほど、強く孤独を感じるときはない。

ーゲーテ(詩人、小説家、劇作家)

エリカの基本データ

花の名前エリカ
学名Erica
和名エリカ
英名Heath(ヒース)
ツツジ科
エリカ属
原産地南アフリカ、ヨーロッパ、北アフリカ
開花期1月~6月、9月~12月
草丈/樹高20~100㎝

和名の『エリカ』は学名のEricaをそのまま日本読みにしたもので、日本だけの呼び名です。

また、英名の『Heath(ヒース)』は荒野を表す「Heath」に自生することから由来していて、一般的にこちらで呼ばれています。

主な花の種類

種類名特徴
ジャノメエリカ冬~春に咲く。花言葉は『幸運』『希望』。小さな淡いピンクの花で、黒い葯(やく)があるのが特徴。エリカの中で最もポピュラーで一番寒さに強い。‐5℃でも大丈夫なため、地植えに向いている品種。花言葉の意味から、幸運を願った贈り物として最適。
エリカ・クリスマスパレードクリスマス頃に咲くのが由来。花言葉は『博愛』『心地よい』。長さ3cmの細長い筒状の淡い赤い花が特徴。寒さに弱いため、冬場は室温10℃以上の日当たりの良い窓辺がベスト。
スズランエリカ冬~春に咲く。花言葉は『幸せな愛』。スズランに似た形の花が特徴。暑さに弱い。新婚夫婦への贈り物にピッタリ。

保存方法

タイプ常緑低木
花持ち期間10日
出回り時期1月~6月、9月~12月
耐寒温度種類によって-5℃くらいまで
耐寒性強い
耐暑性ヨーロッパ産は弱く、南アフリカ産は比較的強い(ほとんどがアフリカのもの)
日照日当たりのよい屋外や半日蔭
耐雨性強い
土質水はけが良い土を好む。荒れた土地でもよく育つ。
利用方法花壇、鉢植、リース、花束、ドライフラワー

おわりに

花言葉がどうしてもマイナスなイメージばかりのエリカですが、ヨーロッパでは愛の告白に白いエリカを贈ると、幸せになれるといわれています。

品種改良によって開花時期がさまざまで、夏の暑い時期以外はいつでも見られるエリカですが、その種類はなんと700種類以上。

北海道にはエリカだけを集めた「ヒースガーデン」があり、種類によって開花時期が違うので、季節によって色とりどりのエリカが楽しめます。

エリカは色や形が豊富なので用途に合わせて選ぶのが楽しい花です。色鮮やかで小花が密集したエリカでリースを作るとボリュームがあって素敵ですよ。

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