ホオズキの主な花言葉は、下記のとおりです。
花の名前 | ホオズキ |
学名 | Physalis alkekengi var. franchetii |
主な花言葉(日本) | 偽り、自然美 |
主な花言葉(海外) | ごまかし |
誕生花 | 7月8日、12月29日 |
開花期 | 6月〜7月 |
花名は『赤い風船のような実が頬に似ていることや、”ホホ”と呼ばれる虫がつく』ことが由来です。
以下では、花言葉(日本と海外)の詳細を色別・国別にまとめ、その由来と名言などをご紹介します。
ホオズキの色別の花言葉
色 | 日本 | 海外(西洋など) |
---|---|---|
黄 | 偽り、欺瞞、ごまかし | ごまかし |
白 | 半信半疑 | 変化 |
赤(実) | 自然の美、心の平和 | 健康、安全 |
花言葉の由来(日本)
『ホオズキ』と聞くと真っ先にあの赤やオレンジの小さな紙風船のような形を思い浮かべますよね。
花も鮮やかな色を想像してしまいがちですが、実際は、白やクリーム色で、小さく下向きに咲いているのです。
それ故に、「偽り」や「ごまかし」と言ったネガティブな花言葉がいくつも付けられてしまったのでしょうか?
また袋に見える部分は、萼が変化したもので、実際の実は中に1つだけです。あの大きな袋には、たくさんの種が詰まっているように思いますよね。
それも「欺瞞」の花言葉の理由の一つと考えられているとか。
花言葉のある名言(日本)
あなた方の能力以上のことを望むな。能力以上のことを望む者たちには、邪悪な欺瞞がやどる。
ーフリードリヒ・ニーチェ(哲学者)
花言葉の由来(海外)
海外でも風船のように膨らんだ萼の部分に由来する花言葉が多いですね。
柔らかい和紙のような赤い萼の部分に”果実や種”が守られて生長しているところが、「安全」の花言葉と由来と言われています。
またヨーロッパでは、食用ホオズキが「健康」に良いビタミンCを含み、フルーツとして好んで食べられています。
古くは咳止めなどの生薬として用いられてきたことから、人々に『健康で幸せをもたらす象徴』と認められているそうです。
花言葉のある名言(海外)
食欲がないのに食べるのが健康に悪いように、欲望を伴わぬ勉強は記憶を損ない、記憶したことを保存しない。
ーレオナルド・ダ・ヴィンチ(芸術家)
ホオズキの基本データ
花の名前 | ホオズキ |
学名 | Physalis alkekengi var. franchetii |
和名 | 鬼灯(ホオズキ)、酸漿(ホオズキ) |
英名 | Winter Cherry, Ground cherry, Chinese lantern plant |
科 | ナス科 |
属 | ホオズキ属 |
原産地 | 東南アジア |
開花期 | 6月〜7月 |
草丈/樹高 | 30㎝~100㎝ |
和名の「鬼灯(ホオズキ)」は、お盆に仏様をお迎えする提灯に赤やオレンジの膨らんだ萼を見立てたことが由来となっています。
仏様の目印になるように盆棚に飾る風習が残っていますよね。このようなことからこの漢字が当てられたと言われています。
学名の”Physalis”は、ギリシャ語”physa”(水泡、気泡)が語源となり、”alkekengi”は、アラビア語でホオズキを表しているそうです。
主な花の種類
種類名 | 特徴 |
---|---|
丹波大実ホオズキ | 草丈100㎝にもなる大型種。切り花として用いられる。 |
サンズンホオズキ | 小型で草丈15㎝~20㎝ほど。鉢植え向き |
ヨウラクホオズキ | 刀のような形の萼が垂れ下がる。種が出来ないので株分けで増やす。 |
センナリホオズキ | 一年草。鈴なりの実をつけることが由来。果実は熟しても赤くならず、淡い黄色。 |
食用ホオズキ | 鑑賞用とは、種類が異なる。オオブドウホオズキ、シマホオズキ、ショクヨウホオズキなど |
保存方法
タイプ | 草花、多年草 |
花持ち期間 | 2~3日 |
出回り時期 | 5月~7月 |
耐寒温度 | 地下茎で冬越しする |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 強い |
日照 | 日なた |
耐雨性 | 普通 |
土質 | 水はけの良い土 |
利用方法 | 切り花、鉢植え、鉢植え |
おわりに
ホオズキの花言葉と基本データの紹介でした。
古くから日本人に馴染みの深いホオズキ。夏の風物詩、”浅草寺のほおずき市”やお盆棚の飾りつけ、子供の頃の風船遊びなど・・・
縁起物の”ほおずき”を買って無病息災を願ったり、玄関に飾って金運を呼び寄せるとか。
ところが日本の花言葉には、あまり好ましくないものもあり、プレゼントする際には注意が必要になりそうです。